昨晩久しぶりに休肝日を決め込んだら、今朝は5時に眼が醒めてしまい。サハ共和国の口琴のCDを聴きながら、伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』の続きを読みながら、ツイッターを眺める(何してるんだろう)。ちょうど富士山がよく見えるとの呟きがあり、外に出て南西を眺めると、おお富士山。やや北西に眼をやると、かなり高くなってきたスカイツリーが、船堀のタワーの向こうで朝日を浴びて立っている。
「びっくりするくらい空が青いと、この地続きのどこかで、戦争が起きてるとか、人が死んでるとか、いじめられてる人がいるとか、そういうことが信じられないですね」(伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』)
昔、一人旅でイエメンに行き、10日くらいを過ごして、最後の昼食を取った。フライトまで多少の時間があって、案内してくれた男が、「そのまま寝てていいよ」と話をつけてくれた。壁際を取り囲んでいる座椅子で寝るともなく天井を眺めていると、いま自分の知人もそうでない人も、同じ空の下にいるんだな、と、空を見ているような気になった。感傷的?