アミナ・クローディン・マイヤーズ『Jumping in the Sugar Bowl』(Minor Music、1984年)を中古CDの棚で見つけて確保した。昔、人に貸したまま返ってこなかったCDなのだ。400円だった。
Amina Claudine Myers (p, vo, org)
Reggie Nicholson (per, vo)
Thomas Palmer (b)
アミナ・クローディン・マイヤーズのピアノは、常にそう表現されていることだが、確かにゴスペル的で、和音のパターンや、極端にジャンプしないメロディーラインや、リフレインなどがそう思わせるのではないかと思える。
ところが、ここでは、どうも感覚が異なるベーシスト、ドラマーとトリオを組んでいる点がおかしな効果を生んでいて、面白い。1曲目ではエレキベースが早いビートを刻むなか、アミナのヴォイスとピアノがかち合う。時折、ドラムスも自己を主張していて、それがまた愉快。
そして、最後の6曲目になると、待ってましたと言いたくなるように、オルガンを弾く。これも当然というべきか、さらにゴスペル的。アミナは良いなあ。来日してくれないかな。
●参照
○アミナ・クローディン・マイヤーズのベッシー・スミス集
○アート・アンサンブル・オブ・シカゴの映像『LUGANO 1993』(アミナ参加)
○ヘンリー・スレッギル(7) ズォイドの新作と、X-75(アミナ参加)
○ヘンリー・スレッギル(8) ラップ/ヴォイス(アミナ参加)