なんとルイ・ヘイズ来日、約25年ぶりだという。その風神ぶりを体感すべく、丸の内のCOTTON CLUBに足を運んだ(2015/1/7、2nd set)。
Abraham Burton (ts)
Steve Nelson (vib)
David Bryant (p)
Dezron Douglas (b)
Louis Hayes (ds)
最初の曲、マルグリュー・ミラーの「Soul-Leo」。どうもさほどのエネルギーの放出がなく、エイブラハム・バートンのテナーも重たい。ああこんなものかなと思っていると、身体が温まったのか、調子が上がってきた。
ヘイズのドラムスは一音一音のアタックが強烈で、硬質な破裂音を発する。これに絶えることのないシンバルワークが重なるともうたまらない。ずっと一挙手一投足を凝視してしまった。たしかにかつての人間扇風機のような風圧はないのかもしれないのだが、それを感じることはできる。それで十分である。
これまでピンとこなかったスティーヴ・ネルソンのヴァイブも、勢いに乗って攻めるところを見ると、聴きなおしてみようかと思えた。
終演後、サインをいただいた
●参照
ルイ・ヘイズ『Return of the Jazz Communicators』
ルイ・ヘイズ『Dreamin' of Cannonball』
ルイ・ヘイズ『The Real Thing』
フレディ・ハバード『Without a Song: Live in Europe 1969』