Sightsong

自縄自縛日記

ジャン・ミシェル・ピルク+フランソワ・ムタン+アリ・ホーニグ『Threedom』

2015-03-13 06:34:18 | アヴァンギャルド・ジャズ

ジャン・ミシェル・ピルク+フランソワ・ムタン+アリ・ホーニグ『Threedom』(Motema、2011年)を聴く。

Jean-Michel Pilc (p)
Francouis Moutin (b)
Ari Hoenig (ds)

3分程度の短い演奏を中心に18曲。「A Foggy Day」、「Giant Steps」、「Afro Blue」、「Smile」(チャップリン!)などの有名曲も何曲も演っているが、オリジナル曲と同様に、雰囲気の一角をチラ見せしては次の曲に進む感じ。その感覚が何故なのかといえば、安心できるコード進行やイディオムなどのクリシェに依らないからか。

ピルクのピアノはえらく緻密で、サイバー空間のようだ。ホーニグのドラムスは、それと対照的に放漫に聞こえるところも、メロディに沿ってタイコで歌うようなところもあり、面白い。