Ken G『Last Winter』(JEX、2005年)を聴く。
Ken G (ts,ss)
Dan Ionescu (g)
Jack Zorawski (b)
San Murata (vln on 6)
Ken Gとは昔の清水ケンGのことであり、今の清水賢二さんのことである。Ken Gと書かれるとどうしてもケニーGを思い出してしまうな。
わたしは第1作の『The Reason』(1995年)と第2作の『Bull's Eye』(1996年)しか聴いたことがないのだが(ちなみに第3作のライナーノートは吉田隆一さんが書いている)、そこから10年近くを経た本作から受ける印象はかなり異なる。ビリー・ハーパーを思わせる初期の熱さと比べ、ずいぶんとスマートだ。帯には「日本のジョー・ヘンダーソン」とあって、確かにジョーヘン的な雰囲気もある。これはこれでリラックスしていて良い。
清水さんは主に山口や九州で活動している。なかなかタイミングが合わないのだが、いつか関東に来る際には観に行きたいと思っている。
●参照
Sun Ship with Guevara『Live at Blue Z』(JazzTokyo)(2017年)
清水ケンG『Bull's Eye』(1996年)