「パイロットもの」と言えば操縦席からの風景、あんな乗客こんなスッチー、などが定番ネタで、エッセイか回顧録的な作品ばかり。時代は変われどネタはさして変わらず、ちょっと飽きちゃった…そんな人にお勧めの一冊。専門用語たっぷりの航空小説と言えば良いのか。ご存知の方(教わった方?)も多いと思うが、作者は元全日空機長。
この作品のストーリーについて書くのは適当でない気がする。つまらないという事ではなく、それ以上に面白いのが計器の動きやシミュレータといったオペレーション、そしてそれらの間に挟まれる航空会社のお家事情(某社も大変みたいですねぇ)といった所にあるからで、そういう「道具」の使い方の巧さが作品を印象深いものにしていると思う。ある程度の知識がないと、読んでも状況をイメージできないと思う。かくいう自分もしっかり分かったわけじゃなし。
勿論ちゃんとね、パイロットの学科試験であるんですよ、「スタティック異常の時は計器指示はどうなるか」って問題が。今回それを思い出しました。でも整備不良のままある(汗)ジェネアビ機ならともかく、ライン機だとどうでしょう?こんなトラブルケースが6Mチェックであったりするんでしょうか?
恥をさらせばバーティゴ、私はなりました。雲の中を水平飛行しているつもりで、20度近く傾いてたことがあります。モーゼスレイクまでの山越えで2時間IMC、周囲真っ白、長かったなぁ。まぁそんな経験を何度かして計器をチラチラとモニタできるようになったんですが、そしたら今度は「計器に頼りすぎ」って教官に指摘されて…ファイナルアプローチではちゃんと外を見ましょう(泣)。
妙な読後メモになってしまいましたナ。もっと細々と書きたいんですがこの辺で。サラバイ・ララバイ・グッドバイ。
2007年9月18日 自宅にて読了
この作品のストーリーについて書くのは適当でない気がする。つまらないという事ではなく、それ以上に面白いのが計器の動きやシミュレータといったオペレーション、そしてそれらの間に挟まれる航空会社のお家事情(某社も大変みたいですねぇ)といった所にあるからで、そういう「道具」の使い方の巧さが作品を印象深いものにしていると思う。ある程度の知識がないと、読んでも状況をイメージできないと思う。かくいう自分もしっかり分かったわけじゃなし。
勿論ちゃんとね、パイロットの学科試験であるんですよ、「スタティック異常の時は計器指示はどうなるか」って問題が。今回それを思い出しました。でも整備不良のままある(汗)ジェネアビ機ならともかく、ライン機だとどうでしょう?こんなトラブルケースが6Mチェックであったりするんでしょうか?
恥をさらせばバーティゴ、私はなりました。雲の中を水平飛行しているつもりで、20度近く傾いてたことがあります。モーゼスレイクまでの山越えで2時間IMC、周囲真っ白、長かったなぁ。まぁそんな経験を何度かして計器をチラチラとモニタできるようになったんですが、そしたら今度は「計器に頼りすぎ」って教官に指摘されて…ファイナルアプローチではちゃんと外を見ましょう(泣)。
妙な読後メモになってしまいましたナ。もっと細々と書きたいんですがこの辺で。サラバイ・ララバイ・グッドバイ。
2007年9月18日 自宅にて読了