日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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本多勝一 「そして我が祖国・日本」(朝日文庫)

2007-11-02 21:27:17 | 本・映画・展覧会
なんか右翼的なタイトルだが(笑)、もちろん中身は大マジメ。これも右翼と言えないことはないか。

 伊那谷、苫小牧(東)、岩手/青森(南部)、新潟。この4つのエリアにおける「開発」過程の、国家や資本家たちの農民からの巧妙な「搾取」を描いている。もちろん筆者の目は搾取される側、農民に向いている。

 弱者の味方と言う基本的なスタンスは、この本でも変わらない。変わらないから変わり映え無くつまらないとも言えるが、農民がいかなる手段で先祖代々もしくは「むらびと共通の資産」だった田畑や山林を「国有化」「(資本家による)私有化」されてゆくか、その過程が述べられているのが興味深い。その点では大いに勉強になったし、30年前と今もあまり変わっていないのではと漠然とながら思えた。

 だが、筆者が農民の味方で国や資本化を糾弾するのは結構。だが、「ではどうすれば良かったのか?」という論点で考えれば、しょせんは物書きの遠吠えに思える。農民たちに開発を拒み誇りを持って雄々しく生きよと口では言えても、現実の飢えや都市部の住民との生活格差をどう埋めるか(埋める必要はないのか?)と問い返されたら恐らく筆者に答えは出来ないのだから。人はパンのみに生きるに非ず、されど…

 2007年10月29日 自宅にて読了
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2007年10月28日 新千歳空港 「まつじん」

2007-11-02 09:07:19 | 食べ物・飲み物
 短くも楽しいドライブを終え、レンタカーを返却して空港へ。今日の夕方から夜まで、全ての羽田行き機材を確認したが全て搭乗済み…ならば次に出るのに変えて貰おうとキャンセル待ち、その待ち時間25分、食事できるか!?

 とは言えカレーとかはいや、ターミナルビルで目に付いたジンギスカンに突進。「まつじん」は「松尾ジンギスカン」の略なんだろうな。テーブルごとにカセットコンロ+ジンギスカン鍋がセットされ、自分で焼くのだ。

 この夏、銀座のビヤガーデンにジンギスカンを食べに行った折「肉は野菜を敷いた上で焼くのが正しいのか?」が議論となったが、当店の流儀は「鍋の外側に野菜を配し、中央で肉を焼く」であった。アレはやっぱり私の記憶違いなんだろうか…

 何にしてもウマイ!肉も下味がついてるので焼けるそばから口にポイ。野菜は…うぁっちっち!舌をやけどしたかも(T_T)。1人で食べてるヒトも多いので、気後れしないのもマル。あたふたと10分程で食べ終わりカウンター前に集合、無事キャンセル待ちに成功。ラウンジ寄る時間もないのでビールは機内で…と我慢したが、機内販売は終了したらしくソフトドリンクと相成った(T_T)。
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