櫻井寛 「アジア鉄道夢紀行」 (東京書籍)

　本気で本棚の整理である。これまで取っておこうと思ってた本も読んで処分するニダ。さて、何冊が生き残れるか…

　買ったのがいつかは覚えていないが、書かれたのは10年前の本である。その10年間で、自分は海外での鉄道旅行を何度と無くしてきた。ある意味きっかけと意欲を与えてくれた本であり、素直に感謝したい。幸いこの本に収められている乗り物の多くに乗車したので、執筆時と自分の乗車時の違いについて記してみよう。決してアラ探しではなく、時代と共に中身は変わると言う事だ。

・中国/京九特快(北京西～香港九龍)
　取材時は29時間40分、乗車時は24時間余り、途中停車駅なし(運転停車あり)。

・香港/トラム
　二世代前の電車は全廃？北角の市場は消滅。

・台湾/阿里山森林鉄道
　未乗車。

・ベトナム/統一鉄道
　取材時は34時間、インド製客車。乗車時は29時間台、ベトナム製客車。

・日本＆韓国/ビートル２世号
　便数増え競合路線も誕生

・韓国/特急セマウル号
　塗装変更、超高速列車「KTX」誕生

・タイ/泰緬鉄道
　ここは何も変わらない…

・マレーシア/ペニンシュラ・ライン
　未乗車のうちに列車消滅(T_T)。車両はどうなったんだろうね。。。

・マレー半島縦断/E&O
　未乗車。タイ国内を走るコースも増えた。

・インド/ラジダーニ特急
　未乗車。ちなみに某SNSでは「インド国鉄」コミュに入ってますｗ
　(決して「インド」では無い所が・笑)

　こう見ると「贅沢列車」はさておき、残るは阿里山とインドか…
　ペルー行こうかと思ったけど止めてインドにすっかな～。
　読み返してぶり返す、そんな１冊になってしまいました。

　2007年11月7日　自宅にて読了