株主総会の席で、「委任状」を持った総務部の人間が会社を乗っ取る…奇想天外だが合法!?さていかがですか>その筋の方(笑)。著者は検事から弁護士へ転進した人、それゆえ法的な裏づけは十分に取れて上梓したのであろうから私ごときがオカシイと言うものでもない。ただただ見事さに唖然とする。その後の(元)会社側との攻防も、法的根拠に基づく。民法や商法を駆使した闘いは門外漢にも面白い。
作品中には「ホワイトナイト」(白夜じゃないよ)、「TOB」と言った言葉も登場する。幸い知っていたが、この本が刊行された1997年…丁度10年前だ…に自分は知っていたか?知らなかったんじゃないだろうか。
そう考えるとやはり、当時としては斬新な発想で読者の意表を突いた、そして突かれた方はこんにちほど会社の買収や乗っ取りがあちこちでは見られなかったから、内容は難解であまり広くは理解や共感を得られなかったのではないかとも思う。
2007年11月9日 自宅にて読了
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