日々のつれづれ(5代目)

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2015年7月26日 【旅行】「週末パス」でゆく磐越西線「フルーティアふくしま」

2015-08-12 21:33:42 | 旅行・ハイク&ウォーク
 連続する土・日で利用可能な「週末パス」利用記後編です。

 ジョイフルトレインには珍しく、近郊型電車を改造した列車「フルーティアふくしま」が走り始めたので乗ることにし、けっこう苦労してチケットを入手しました。車内でスイーツを頂きながら目的地に向かう女子力の高そうな列車に、会社の鉄道クラブの会長とオッサン2人で並んで座っての甘いひとときです(爆)。だって2名でないと申し込めないんですから…

 「週末パス」は目的エリアだけでなく首都圏も乗り放題ですので、一旦帰宅して出直すことが可能です。前日長野から戻ってきましたので大宮で下車してビジホに泊まりたかったのですが、いったん帰宅しました。そして今朝もグリーン車、新幹線に乗り換え郡山へ至り、同行者と合流。彼は前日に青春18きっぷで「熱海→黒磯」の普通列車最長グリーン車の旅を満喫されたそうで、ご苦労様なことです。長野日帰りとどちらが大変かな(笑)。

 「フルーティアふくしま」は719系電車を改造したもので、定番の485系だと大改造しない限り最低4両となってしまうところ2両で走れるのがポイント。列車は一般乗客も乗れる4両(2両x2)に増結した形での運行。今日は一般色+会津色(赤べこ)+フルーティアとユニークな配色となりました。ちなみにこの列車は旅行商品の一環ですので指定席を「みどりの窓口」で買うことはできず、「びゅう」で申し込む形態です。2両で定員は30数名、かなり営業効率は悪そうですが実は違ったかも(後述)。

 発車して間もなくケーキの入った箱と伊達産桃ジュース缶が配られました。2両に2人、メイド姿?のアテンダントが乗務。この日は車掌も女性。運転士はどうだったか見ませんでした。桃ジュースは白桃を絞った感じで、ネクターのようなくどい甘味ではなく美味しかったです。ケーキは2種類いずれもドーンとフルーツが載っていますが少々食べにくい。同時にホットコーヒーもサーヴされます。2両のうち1両が座席車、もう1両はラウンジカーで少々のスツールはあるものの座席販売はしておらず、カウンターでお土産の物販があるのとフリードリンクのアイスコーヒー/アイスティー/冷水があります。会津に向け左右にカーブする列車は結構なスピードゆえ左右に揺れ、立ちっ放しは少々大変。

 郡山から会津若松までは1時間15分ほど、あっという間に到着です。列車はすぐ郡山に向け折り返し、「フルーティア」は都合3往復の営業運転。会員券4,800円は乗車距離・時間・内容を考えると高いと思います。これを満席で運転すれば結構な稼ぎになり、定期的にメニューをリニューアルして集客を続けられれば良い稼ぎになることでしょう。ただし客を会津若松で放り出すだけでなく、会員制観光バスにつなげるとか、周辺の施設の入園割引券をセットするとか、もう一工夫ほしいと思いました。


 会津若松で同行者と別れ、すぐの列車で喜多方へ。ここで福島県の系列会社に出向中の後輩と合流、ラーメン食べたあと車で日中線記念館(旧熱塩駅)へ。約35年ぶりの訪問で感激しました。その後は温泉に入り、磐梯急行電鉄廃線跡を辿り、郡山まで送って貰い新幹線で大宮へ戻りました。結果論で言えば今日は週末パス+新幹線特急券でなく「えきねっと」で「得だ値」にしたほうが安上がりだったかもしれません。「フルーティア」車両はそのうち東北本線ほかでのイベント列車に使われると思いますが、新たな客層の開拓を頑張って欲しいものです。

コメント
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