今年のGWはキューバに行くことにした。国交回復でアメリカ人が大量に押し寄せレトロな雰囲気が失われる前の滑り込み。その準備読書に図書館蔵書を検索してみると結構多い。最初に借りたのは何と、55年も前の本だった。岩波新書の青版であるよ。
キューバの発展はアメリカの後押しによって成されたと言えなくもない。が、その発展の果実の大部分はアメリカ企業もしくは資本家のもので、キューバ国民に還元された部分は多くなかった。それに対する長年の不満が1950年代の反バチスタ政権~キューバ革命へとつながった。読めばアメリカ人どもの非道ぶりに呆れ憤り吐き気を覚える。キューバに限らず植民地なんてどこでもそうだ。
そして革命に成功したキューバ国民だったが、その暮らしが劇的に改善されたかと言えば疑問。反米の象徴として共産主義国と蜜月になったのは良いが、そのおかげで非効率な政治経済体制となってしまった。
読んで思う。キューバはアメリカ資本主義に搾取されたままの方が結果的に幸せだったのか、それとも現在の苦難があっても革命をして良かったのか。
2016年1月18日 通勤電車車中にて読了
キューバの発展はアメリカの後押しによって成されたと言えなくもない。が、その発展の果実の大部分はアメリカ企業もしくは資本家のもので、キューバ国民に還元された部分は多くなかった。それに対する長年の不満が1950年代の反バチスタ政権~キューバ革命へとつながった。読めばアメリカ人どもの非道ぶりに呆れ憤り吐き気を覚える。キューバに限らず植民地なんてどこでもそうだ。
そして革命に成功したキューバ国民だったが、その暮らしが劇的に改善されたかと言えば疑問。反米の象徴として共産主義国と蜜月になったのは良いが、そのおかげで非効率な政治経済体制となってしまった。
読んで思う。キューバはアメリカ資本主義に搾取されたままの方が結果的に幸せだったのか、それとも現在の苦難があっても革命をして良かったのか。
2016年1月18日 通勤電車車中にて読了