日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】堀田善衛著 「キューバ紀行」(岩波新書)

2016-05-23 21:11:08 | 本・映画・展覧会
 先に読んだ「キューバ」は歴史解説書のていだったが、本書は現地を訪問した著者による見聞記であるところが大きな差となる。これまた古い本、初版は1966年と約50年前!だって堀田善衛だもの。ちなみにスタジオジブリの宮崎駿監督が最も尊敬する作家だとwikipediaにあった。ホントかよ。

 著者の歴史認識は先の本と変わらない。その上で現地を旅し、コーディネーターと言うかガイドなんだけど何だか要領を得ず頼りないところもある青年との会話で少しキューバ人の心情が見える気がする。

 それにしても結構な強行軍で、ハバナに始まり細長い島を隅まで行っている。50年前の交通事情を考えればしっかり見て歩いたなと思う。新書一冊には書ききれない、実に色々な出来事や思いがあったのではないか。もう少し読んでみたいと思った。

 2016年1月27日 通勤電車車中にて読了
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2016年4月30日~5月9日 行くなら今のうち!キューバ紀行(5)

2016-05-23 06:57:08 | 旅行・ハイク&ウォーク
 5月4日、5日目。バスツアー2日目。今日はサンタクララを回ってハバナに戻る。

 チェ・ゲバラの霊廟。カメラは持ち込み禁止だがボディチェックはなし。慰霊モニュメントは巨大だが、その足元の展示室は小さい。エアコンが効きひんやり薄暗い室内にはチェの生い立ちや遺品が並ぶが、正直もう少し充実していると思っていた。そもそもがキューバの人間ではなく、混乱期にゲリラ活動をしていたのだからロクに足跡を残していなかったのだろうと思うことにした。

 サンタクララの町ちかく、踏切一帯がこの国の聖地の一つかもしれない。チェ・ゲバラ率いる革命軍がバチスタ軍隊の輸送列車を襲撃した場所。ガイドブックには「ツアーでは寄らない」と書かれており、襲撃された貨車が脱線転覆した姿で残されている(写真)。車体には銃撃の弾痕もみてとれる。内部には当時のパネルなどが展示されミニ博物館のようだった。

 2日目もしっかり観光したので戻りは遅く、中心部から最も遠い方向となるミラマール地区に宿泊の自分がホテルに送り届けて貰ったのは20時半を回っていた。ホテルのラウンジでハンバーガーの夕食。キッチンやリビングルームを備えた、コンドミニアム的な施設だ。
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