先に読んだ「キューバ」は歴史解説書のていだったが、本書は現地を訪問した著者による見聞記であるところが大きな差となる。これまた古い本、初版は1966年と約50年前!だって堀田善衛だもの。ちなみにスタジオジブリの宮崎駿監督が最も尊敬する作家だとwikipediaにあった。ホントかよ。
著者の歴史認識は先の本と変わらない。その上で現地を旅し、コーディネーターと言うかガイドなんだけど何だか要領を得ず頼りないところもある青年との会話で少しキューバ人の心情が見える気がする。
それにしても結構な強行軍で、ハバナに始まり細長い島を隅まで行っている。50年前の交通事情を考えればしっかり見て歩いたなと思う。新書一冊には書ききれない、実に色々な出来事や思いがあったのではないか。もう少し読んでみたいと思った。
2016年1月27日 通勤電車車中にて読了
著者の歴史認識は先の本と変わらない。その上で現地を旅し、コーディネーターと言うかガイドなんだけど何だか要領を得ず頼りないところもある青年との会話で少しキューバ人の心情が見える気がする。
それにしても結構な強行軍で、ハバナに始まり細長い島を隅まで行っている。50年前の交通事情を考えればしっかり見て歩いたなと思う。新書一冊には書ききれない、実に色々な出来事や思いがあったのではないか。もう少し読んでみたいと思った。
2016年1月27日 通勤電車車中にて読了