日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】石井 匠著 「謎解き 太陽の塔」(幻冬舎新書)

2016-06-30 20:53:36 | 本・映画・展覧会
 「太陽の塔はイエス・キリストである!」

創造も想像も自由だよな…本書を読んでの第一印象。きっと誰もが知っている大阪千里の万博公演に開催40年後の今なお屹立する巨大モニュメント(と言う表現が正しいかどうかから議論が分かれそうだ)に込められた作者・岡本太郎の深謀遠慮。

 太陽の塔の形、色、内部それぞれにつき、著者は作者岡本の過去の経歴や思想、作品と詳細に照らし合わせその関連性を指摘してゆく。面白おかしいトンデモ本ではなく、「岡本研究家」とも言える人の著作だけに岡本作品や氏の経歴を少しでも知っている人ならナルホドと唸り、知らない人ならホウソウカと思う。それでもやっぱり、こじつけかもしれないよね?との疑念は捨てきれない。

 まぁでも、幾らこねくり回してももはや謎は謎のままなのだ。それで良い、その方が良いと思う。

 それにしても塔の内部修復、遅れてますねー。確か万博当時、テーマ館である当館は激混みだったので入らず見られなかった記憶がある。なので、再公開されたら絶対に行きたいのだ。

 2016年6月20日 通勤電車車中にて読了



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2016年6月25日 大人の社会科見学・JRバスで行く鉄道博物館バス展

2016-06-30 06:23:45 | ノンジャンル
 世の中ほんとうに巡り合せってあると思った今日のことでした。事の起こりは昨日朝、会社の始業前に何の気なしに訪れたサイトでこのツアーを見つけ「うえぇ明日?ムリかも!」と思ったけど電話で尋ねてみると辛うじて空席あり。同行者も見つかり申し込んだのは後で判ったところだが定員ギリギリのところだった…。今日の「社会科見学」はJRバス関東が主催する「鉄道博物館『バス展』を訪ねるツアー」です。ちなみに同行者は幼稚園からの旧友でもあるバスマニアです。彼は日本全国へボンバス乗りに出かける強者でもあります。

 参加に当り一番の関心事は「どんなバスで行くのか」でした。募集人員38名は定員から割り出したものでしょう。バス会社がわざわざツアーを仕立てるのですから、それなりの車両を持ってくると思われます。たぶんアレかなと当りをつけ、空席状況と合わせて主催者に確認したところビンゴ!2階建て車両「エアロキング」でした。少しずつ数を減らしていますが威風堂々と言う言葉がピッタリくるスタイルです。

 当日現われたバスを見ると残念ながら期待した横3席車ではなく「青春エコドリーム」仕様の横4席車でした。会場でスタッフに尋ねたところ、横3席車は車体コンディションが経年劣化のため悪く展示に不向きと判断された結果だそうです。なるほど、このツアーは鉄博のイベント「JRバス展」展示車回送を兼ねた運行だったのです。ちなみに費用は2,300円、バス代のほか鉄博入場料、JRバス関東のバスグッズ2点のお土産がつきリーズナブルに感じました。

 1名遅刻でバスをキャンセル、37名が2階建てバスに乗り込み八重洲口を出発、前面LED灯は「貸切」と表示されています。大手町を通り神田橋から首都高に入り環状線~5号線~S2号線と走って鉄道博物館まで約1時間。自由席でしたが2階最前列に座れたので格別の眺めを楽しみました。普段は夜行バスばかりでカーテンが閉まっていますので。狭い業務用通路を通り展示場に到着すると、JR西日本バスの新鋭車「グランドリーム」号仕様が先着していました。

 鉄博の一般開館時間は10時、9時から10時まで我々ツアーの人間だけが見学を許されます。観るものは変わらねど人が居ないため写真撮影に好都合。東日本のダブルデッカーと西日本のハイデッカー、良い並びです。公道でない場所にきちんと停めて展示されると格別です。写真は乗ってきたエアロキングと博物館の183系を絡めたもの。
http://www.jrbuskanto.co.jp/topics03/jr_9.html

 そしてツアー向け特別上映会、これさえ見られれば鉄博のその他の展示物はどうでも良いと言って過言ではありません。バス車中で参加者にアンケートを取り上位の作品が放映されました。すべて16mmフィルムで何れも「国鉄フィルムレポート」シリーズです。昭和50年代後半の作品でした。計4タイトル。「十和田南線」「東京ディズニーランド線」「ハイウェイバスの検修」「国鉄東名ハイウェイバス」いずれも大変興味深かったです。

 とは言えせっかく入館料を払ったのですから一回り見学してきました。個人的に思い入れの強いナハネフ22以外はどうでも良かったですが…。鉄道博物館オリジナル弁当を買って退館、大宮からグリーン車に乗り車内で食べながら帰宅しました。明け方までの強風雨が過ぎ、傘不要の行動となり幸いでした。そうそう、このツアー鉄道博物館の新館建設のためバス実車の展示は今回が最後とのことで、そういう意味でも良い巡り合せだったのだなぁと思ったことでした。
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