南の島には南の島らしい鉄道が走っている(いた)。サトウキビ運搬鉄道である。ここフィジーにおいては相当の路線距離を誇っていたらしいが、今は総てトラック輸送に代わってしまったのは日本と同じ。ところがその一部が、観光鉄道として残されているので今日はそれに乗る。今回の行程は、一にフライト(週三便)、二に観光鉄道(週三便)で骨組みが決まったのだった。
朝食後、荷物をまとめてチェックアウト。列車に乗って戻ってくるのでスーツケースはフロントで預かって貰う。10時の発車までに駅へとのことだったので9時半にホテルを後にすぐそばの駅へ。ディーゼル機関車、客車が各1両。客車は観光用に後から造られた方ではなく、1950年代?の年季物のようだ。乗客は10人ほど、自分以外は総てオーストラリア人の家族連れ。
海の近くを走るが海は殆ど見えず、ほとんど林の中を走る。ゴロゴロとした乗り心地は愉しいが、他の乗客はみな乗車前に車掌に勧められ売店で買った個装のキャンディ類を、ところどころで待ち構えてる沿線の子供達に放る。ワッと群がる。撒く連中から悪気も侮蔑も感じられず、本当にアトラクションとして愉しんでいる様だが戦後の「ギブミーチョコレート」を知っている身として非常に気分が悪い(なので菓子は買わず撒きもしなかった)。売店は売上になり子供は菓子が貰える、それの何が悪いのかと言う人もあろうがこういうのは駄目だ。おかげで乗車の興奮も冷めてしまった。
ゆっくり1時間半ほど走って、コーラル・コーストエリア随一の町・シンガトカに到着。
大きくはないシンガトカの町を歩き、昼食を取り、送迎車でホテルに戻る。フロントでナンディ行きのバスを調べて貰うとほどなくあるとのことで、スーツケースを引っ張って幹線道路へ。バスの停まる辺りに佇んでいた先客に声を掛けると、向かいの島の「シャングリ・ラ」のスタッフ、そこへ地元の知り合いがクルマで現れ、彼女ともどもバスと同じ値段でナンディまで送ってくれるとのオファー。値段が同じでも早くて快適、たぶんバスより安全。ホテルのまん前まで送って頂いて45分で着いた。後味は悪かったが、それはそれで貴重な経験をした1日だった。
Nadi Downtown Hotel 泊
朝食後、荷物をまとめてチェックアウト。列車に乗って戻ってくるのでスーツケースはフロントで預かって貰う。10時の発車までに駅へとのことだったので9時半にホテルを後にすぐそばの駅へ。ディーゼル機関車、客車が各1両。客車は観光用に後から造られた方ではなく、1950年代?の年季物のようだ。乗客は10人ほど、自分以外は総てオーストラリア人の家族連れ。
海の近くを走るが海は殆ど見えず、ほとんど林の中を走る。ゴロゴロとした乗り心地は愉しいが、他の乗客はみな乗車前に車掌に勧められ売店で買った個装のキャンディ類を、ところどころで待ち構えてる沿線の子供達に放る。ワッと群がる。撒く連中から悪気も侮蔑も感じられず、本当にアトラクションとして愉しんでいる様だが戦後の「ギブミーチョコレート」を知っている身として非常に気分が悪い(なので菓子は買わず撒きもしなかった)。売店は売上になり子供は菓子が貰える、それの何が悪いのかと言う人もあろうがこういうのは駄目だ。おかげで乗車の興奮も冷めてしまった。
ゆっくり1時間半ほど走って、コーラル・コーストエリア随一の町・シンガトカに到着。
大きくはないシンガトカの町を歩き、昼食を取り、送迎車でホテルに戻る。フロントでナンディ行きのバスを調べて貰うとほどなくあるとのことで、スーツケースを引っ張って幹線道路へ。バスの停まる辺りに佇んでいた先客に声を掛けると、向かいの島の「シャングリ・ラ」のスタッフ、そこへ地元の知り合いがクルマで現れ、彼女ともどもバスと同じ値段でナンディまで送ってくれるとのオファー。値段が同じでも早くて快適、たぶんバスより安全。ホテルのまん前まで送って頂いて45分で着いた。後味は悪かったが、それはそれで貴重な経験をした1日だった。
Nadi Downtown Hotel 泊