2019年、今年もあれこれ読んで知識を増やすことと考えることを加速させたい。そんな年初めの一冊はルポでもドキュメントでもなく小説…。「オヤジ・エイジ・ロックンロール」の続編と言うかパラレルワールドと言うか、ギターと音楽に魅せられた人物を描く作品。
東北の三陸海岸沿い、昔は活気があったが今は寂れてしまった町に住むギターの上手い高校生は、同級生とやっているバンドに限界を感じ始めていた。そんな時に出会った、滅多に歌わないけど実力は周囲を圧倒する学校の先輩。軽音楽部の部員関係から次第に仲が深まり、単にバンド活動するだけでなく「この町にないものを作る」行為にハマってゆく。
物語の最後、主人公達の夢が叶ったと思った瞬間に起こる悲劇。そこからの復活はあるのか。淡々と書かれる悲劇と静かな決心が、あの日以降にあった無数の物語の大多数はえてしてこういうものだと教えてくれるようだ。
2019年1月1日 キングストン(ジャマイカ)のホテルにて読了
東北の三陸海岸沿い、昔は活気があったが今は寂れてしまった町に住むギターの上手い高校生は、同級生とやっているバンドに限界を感じ始めていた。そんな時に出会った、滅多に歌わないけど実力は周囲を圧倒する学校の先輩。軽音楽部の部員関係から次第に仲が深まり、単にバンド活動するだけでなく「この町にないものを作る」行為にハマってゆく。
物語の最後、主人公達の夢が叶ったと思った瞬間に起こる悲劇。そこからの復活はあるのか。淡々と書かれる悲劇と静かな決心が、あの日以降にあった無数の物語の大多数はえてしてこういうものだと教えてくれるようだ。
2019年1月1日 キングストン(ジャマイカ)のホテルにて読了