「聖地巡礼」と言えばチベットの五体投地とか、フランス~スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラとか、ひょっとしたら四国八十八ヶ所とかを連想するのが一般的ではないかと思うが、近年では映画や特にアニメの舞台となった場所を訪問して回ることを指す例も多い。かくいう自分もそんな理由で訪れた場所が幾つもある。滋賀県豊郷とか、京都府宇治とか、茨城県大洗とか。
本書は、そうした新しい「巡礼」とは何を指すのか、それで普通なら来ないでろう層が来た例、そしてそれを受け入れるだけでなく、積極的に呼び込み、さらに交流することで地域の活性化を果たした例と「仕掛け人」の工夫を紹介している。
いわゆる観光地と聖地とは何が違うのか。行って何が楽しいのか。劇中の人物やストーリイに自分を重ね参加する、その高揚感や感慨があるのだと自らの体験では思う。でも、例えば著名なお寺や教会へ言って「ここで○○師が修行や説教をしたんだ」と思うのも大差ないのでは?強いて言えばそれが作品上の空想の人物か、実在した人物かの差だけではないだろうか。
2018年12月28日 通勤電車にて読了
本書は、そうした新しい「巡礼」とは何を指すのか、それで普通なら来ないでろう層が来た例、そしてそれを受け入れるだけでなく、積極的に呼び込み、さらに交流することで地域の活性化を果たした例と「仕掛け人」の工夫を紹介している。
いわゆる観光地と聖地とは何が違うのか。行って何が楽しいのか。劇中の人物やストーリイに自分を重ね参加する、その高揚感や感慨があるのだと自らの体験では思う。でも、例えば著名なお寺や教会へ言って「ここで○○師が修行や説教をしたんだ」と思うのも大差ないのでは?強いて言えばそれが作品上の空想の人物か、実在した人物かの差だけではないだろうか。
2018年12月28日 通勤電車にて読了