日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】服部文祥著 「百年前の山を旅する」(新潮文庫)

2019-01-24 20:03:40 | 本・映画・展覧会
 サバイバル登山家にしてモンベル社員(らしい)服部氏のスタイルはユニークだ。「サバイバル登山」では食糧を現地調達するポリシーのもと最低限の装備だけで山に分け入った。今度は「百年前」の装備だ。勤め先では優れたアイテムをリリースしていると言うのに、山に入った先人達がしたであろういでたちと持ち物とで、時には現代では失われてしまったルートを辿る。

 ウエストン卿と案内人の上條嘉門次が通った上高地への道は現代でも登山道として残っている部分がある。しかし黒部の奥、加賀藩の検地(見回り)一行が通った道とは…道以前によくそんな記録を見つけたと思う。

 本書で真に感心するべきは著者の登山スタイルや実行技術だけでなく、過去の記録を時には地元の図書館や郷土資料館で調査する、そのアプローチにあるのではないかと思った。歩く以前に調べると言う準備がきちんとできる人だからこそ失われた道を辿ったり、サバイバルのような食事ができるのだろう。

 2018年12月30日 キングストン(ジャマイカ)のホテルにて読了
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2018年12月28日~2019年1月6日 【旅行】アメリカ立寄り年越しカリブ(2)

2019-01-24 06:38:05 | 旅行・ハイク&ウォーク
 12月29日、2日目。夜行便2泊はキツい。夜に目的地に着いたらまずぶっ倒れて眠ることだな。夜に?そう、アトランタでも次のフライトまでたっぷり時間を取った。目的地まで何時間かかってるんだ(笑)。

 数年前にブラジルへ行った時だったか、アトランタで観光する予定がフライト遅延のおかげでパアになったので、アトランタはどこも見たことがない。この街で一番関心があるのはデルタ航空の博物館。同社機は全機退役してしまったが、あの747-400のキックオフカスタマーはデルタ航空(正確にはデルタと合併したノースウエスト航空)であり、その1号機が保存・展示されている。まだ暗い時間に到着し、ターミナル内のフードコートで朝食&時間調整。チェックインは6時間前からと門前払いされたので荷物を引きずったまま、面倒なのでタクシーで博物館へ。空港外周を回ってゆくだけだが10分ほどかかった。15ドル。懐かしいと言うには新しい747-400が朝日に照らされ鎮座しているぞ。

 受付で荷物を預かって貰いハンガーへ入ると、経営危機の際に従業員のカンパで買われた767"Spirit of Delta"が。機種部分だけだがDC-9やトライスター、そしてアメリカン航空博物館同様ここにもDC-3がある。自分は合併されたノースウエスト航空に馴染みはあった(初めての海外旅行はノースだった)が、元のデルタ航空にいは一度も乗ったことがなかった。ここが「ノースウエスト博物館」ならもっと嬉しかっただろうなあ。屋外には757、717も展示。そして最後に747-400の機内公開を観て大満足して見学終了。帰りはGoogle Earthで見当をつけていた近くのホテルまでの道を受付で聞いて歩いて向かい、そこからちゃっかり空港送迎シャトルで戻った。

 長い往路、最後のフライトはDL383便(N:737-900)。2時間半ほどでようやく最終目的地・キングストン(ジャマイカ)に到着。経由地で時間を取るのは乗りっぱなしより疲れない気もするし、しっかり身体を休められないので負担がかかっている気もする。良い子は真似しないように(と言いつつ既に来年の年越しも同じような時間の使い方をする予定でいる)。

  Indies Hotel 泊
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