日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2019年3月21~25日 【旅行】ボルネオ島へ(2)

2019-04-05 19:31:57 | 旅行・ハイク&ウォーク
 6時起床、6時半に宿を出ると町の食堂が何軒も開いていた。朝からチキンライスを食べ駅へ。KKゆきらしい大形バスも停まっていた。小さな売店が開いていた。きっぷを買ってホームへ、いざ乗らんサバ州立鉄道(JKNS)!

 入換用みたいなディーゼル機に牽かれているのは2両、1両は客車でもう1両は荷物車!だが全ての扉は開け放たれそちらにも客が乗っている。さすがに椅子に座りたく客車へ、ほぼ全てのシートに最低一人は座っている盛況だが、それとて人数は知れている。7時半、定刻に発車。昨日タクシーで来たのとは異なり、川沿いを海に近い町Beaufort(ボフォートと発音されていた)へ下ってゆく。

 速度は低いが保線の手は入っており、コンクリ枕木で新しい砕石が敷かれている部分が多いのに感心、だがその割には揺れる(苦笑)。山中の小さな仮設乗降場、ちょっと開けた平地にある駅、ゴトゴト走っては停まりまた発車の繰り返し。頻繁に乗客が変わる。やはり少し大きな町へ向かう客はバスを利用するのだろう。

 時刻表には表示されていなかったが、途中のHalogilatで町から登ってきた列車と交換ではなく乗り継ぎ、それぞれ出発した町へ戻る形となる。ここからの列車のうち一両は車体の角が丸まりいかにも古そうなので、それに乗る(写真)。後で調べたら、1950年代イギリス製だった。途中の線路状況はむしろ悪くなり、保線待ち。予定より40分以上遅れてBeaufort着。

 乗り継ぎ時間は2時間近くあったのが大幅に縮まり予定通りにKK(Tanjun Aru)へ向け出発。列車を乗り継ぐ度に車両が大きくなり両数も増える。KK近くでは60km以上で走る快走ぶり。ところでこの列車、事前の情報ではSembulanと言うKKの町外れまで走るようだったが、どうやら一つ手前、KKIA(空港)近くのTanjun Aruが終点。ではその一駅区間は?と思ったら一日一往復、しかも日曜日運休らしく。明日は土曜日、朝の列車に乗ることにして今日は終了。やはり行程に余裕を持っておいて良かった。

 駅は新しいが周辺には殆ど何もなく、今回初利用のGrabで呼んでホテルへ。一休みののちKKの海沿いのナイトマーケットへ行き焼魚の夕食とした。

 Tang Dynasty Hotel 泊
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【本】田中克彦著 「草原の革命家たち―モンゴル独立への道」(中公新書)

2019-04-05 06:40:30 | 本・映画・展覧会
 今年の夏はモンゴルへ行こうと考え、関連図書を読み始めた。そもそもモンゴルの国家としての独立の経緯など知らないのでタイトルに惹かれ本書を借りてみた。

 僅かな知識であるチョイバルサンやスフバートルが出てくるのは「ついこの間」の話、地域としてのモンゴルの興りから話が始まっておりありがたい。とは言え清朝時代からなのでせいぜい16世紀。もちろん先史からずっと原住民は居たわけだけど。本書に地図はあったので内容理解に助かったが、外・内モンゴル(蒙古)の区分線もしくは色分けがあるとなお良かった。

 モンゴルは広い。地図に同縮尺のヨーロッパを重ねると、現在のモンゴルの範囲に東欧から西欧までの殆どが含まれてしまう。これだけ広ければ民族も多様で統一は困難であったろうし、それ以前にロシアと中国と言う二大強国の狭間でさまざまな干渉を受けるであろうことは容易に想像でき、独立は苦難の道であったことを忘れずに訪問したいと思った。

 2019年3月14日 自宅にて読了
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