日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】門田隆将著 「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫)

2021-02-15 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 この3月で、東日本大震災から10年になる。復興も廃炉も、掛け声のようには進んでいない印象だけど、そこについて書くのは別の機会として。

 一時は「時の人」となった感ある当時の福島第一原発所長・吉田昌郎氏を始めとする現場の人々の、地震発生直後から数日間の奮闘を綿密なインタビューから構成、昨年公開され日本アカデミー賞の各賞を得た映画「Fukushima50」の原作にもなった。

 華々しいヒーロー像でなく、一人一人が自分の持ち場で知識と経験を活かし、通常の手順や機材が使えない中で柔軟な発想をして事故に対処した様子が伺える一方、情報が届きずらかったとは言え東京の東電本社、さらには政府首脳の狼狽と無能ぶりが対照的。当時の首相へのインタビューも記されているが、結果への反省は聞かれず自己の行動の正当化ばかりで虚しい。

 一つの大企業でも、本社経営陣と現場作業者との間は全く違うと言うことは、東電だけでなくひょっとしたら自分の会社(企業グループ)にも当てはまるのではないかと思った。絶望感しか覚えない。

 2021年1月30日 自宅にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(Live) Love Music Together(L.M.T.)

2021-02-15 06:00:00 | 音楽、ギター、カラオケ
  (写真左から)小田俊明(vo/g)、クッキーサトナカ(vo/dr)、松本文子(vo)、日吉大雄(vo/b)

 ライブラッシュの2月、L.M.T.今週は我がマチ川崎であります。沖縄居酒屋でのソロライブ、お店は他より更に気を遣って営業しており、19時閉店!なので、ライブ開始は17時。予定通り3月初旬までで緊急事態制限が解除されますように。
 今日もトリオ+ゲストに松本文子さん。後飲みができないため、明るいうちから前呑み。楽しく盛り上がってきたところでライブスタートであります。セットリストは以下の通り。

(1st Stage)
・Midnight Oasis
・手をつないで帰ろう
・女房のいない週末
・夢
・Sad Endがお似合いさ
・街かど
(2nd Stage)
・風になる(vo.松本文子)
・東京タワー(vo.松本文子)
・奇跡
・A Little Party
・エイサー
・よくよく考えてみるとだいたい夏にはいい思い出がない、かもしれない
・Gentle Rain
・My Sweet Lover
(Encore)
・大切にしよう

 今日のセトリはかなりトリッキーで、やられた感が半端ない。シティポップ感に溢れるMidnight Oasis、仮にここからL.M.T.の曲でHamazakibashi(セトリ外)~東京タワーと繋げば首都高環状線(C1)クルージングBGMの完成だ。その「東京タワー」、今日はギターをストラトキャスターに戻したサウンドがキマる。特にフレットギリギリでプレイするソロが活きる。対となるベース、トーンは良いのだがもう少し大きなボリュームで聴きたかった。

 「風になる」はゆったりとしたワルツ、家でアコギでコピーしてみたが、鹿屋(海軍)や知覧(陸軍)の特攻基地を忘れまいと弾く度に思う。「エイサー」は沖縄戦を知らずして聴くなかれ、とは言い過ぎか。この歌をきっかけに、リスナーが沖縄戦について知って欲しい。このように、小田さんの曲には亡くなった人々を想う歌が少なくない。そして様々な愛を歌う日吉さん曲、バレンタインデー前日にSad Endは悲しいけど、始まりがあってこその終わり。「A Little Party」は久しぶりに聴いた気がした。

 「いちゃりばちょーでー」(出会えば(皆)兄弟)のノリで他のお客さんとも仲良くなり、いっぱい泡盛飲んで沢山料理も食べて、楽しいライブでした。松本さん、バレンタインチョコありがとうございました♪♪

 2021年2月13日 川崎・ゆんたくにて

[追記]
 この日はヤギの刺身が入っていて、正直よい印象はないのだけど食べてみたら全くクセがなく美味しくて拍子抜け。聞いたところ、やんばるの牧場で育てた子ヤギだそうで、逆に好きな人には物足りないでしょうと笑われた。いやいや、成獣の刺身はキツ過ぎます、ヤギ汁も。今日のならウェルカムです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする