日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2021年6月29日 【旅行】ピンポイントな日帰り北海道

2021-07-14 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 ここまで緊急事態宣言やら蔓延防止やらが長引くと思っていなかった時期にセールで買った航空券で、北海道へ日帰り。現地ではレンタカー利用で人混みには近づかない。

 JL501便(JA323J:737-800)で新千歳へ、1時間9分。レンタカーを借りるが、超キャンペーンでマーチが1,000円!R36を南下し、苫小牧市街は道道781で迂回し、R36に戻って白老へ。今日は、昨年オープンした国営のアイヌ文化伝承施設「ウポポイ」一点のみの訪問予定。かつてここには「ポロトコタン」と言うアイヌ村があり、その訪問から約40年ぶりとなる。今は訪問日時の予約が必要で、前日に気づいて良かった。もっともガラガラだろうが。

 民俗博物館などと同様、立派な施設、多すぎるほどのスタッフ。敷地は広いが、展示物は多く感じない。昨年訪れた二風谷(平取町)の「アイヌ文化博物館」の方が展示物は充実しているように思えた。こちらは和人視点、向こうはアイヌ視点であるようにも感じた。

 一方こちらは歌や踊り、口承文化であるアイヌの語りなど、さまざまなイベントが充実している。入場したらまずタイムスケジュールをチェックし、何をどの順番で見るかチェックした方が訪問が充実する。どこかの遊園地と同じようだ。

 アイヌの物語のアニメ映画などもあり、展示見学⇔実演見学を繰り返し、5時間近くの滞在でほぼ見終えた感じ。R36を千歳まで戻ってレンタカー返却。途中寄ったのはガソリンスタンドのみ、本当にピンポイント訪問となった。

 JL522便(JA05XJ:A350-900)で羽田まで1時間20分。朝のチェックイン時に1席だけ残っていたファーストクラスにアップグレードし、およそ1年半ぶりの機内食とお酒(シャンパン→白ワイン→芋焼酎(森伊蔵))を楽しんだ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】太田尚樹著 「定年後の楽園の見つけ方-海外移住成功のヒント-」(新潮新書)

2021-07-14 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 日本を離れ海外それも東南アジア、中国で暮らす何人かの日本人を紹介した本。海外移住のハウツー本でなければ、成功自慢の本でもない。低俗な暮らし情報でもない。紹介される人物はフィリピン滞在者が多く、ほかにマレーシアやタイ、中国。意外なところで北欧。社会学者でもない著者がジャンル違いの本をなぜ?と言う答えのヒントも、現地滞在者との交流記の中にあった

 趣味が嵩じて現地に住んでしまった人、日本に居られなくなり逃亡した人、事情は人それぞれで、著者はワケありの人に厳しい視線を向けるでもなく、割と淡々と事情を綴っているのが押しつけがましくなくて良い。

 定年後に海外で住むのは、ゴルフ三昧でのんびりしたいと言う人ばかりではなく、途上国の発展に尽力したいと言う高邁な精神を持つひとばかりでもない。ただ、どんな事情であれ、慣れない土地で若くない身体で生きてゆくことへの覚悟が少しは必要だと思うのだが、そういう覚悟を持つ時間もないままに海外へ飛び出てしまう人も少なくないと本書は教えてくれる。好意的に解釈すれば、変に身構える必要はないと言うことか。

 いわゆるロングステイくらいは、してみたい。

 2021年6月28日 自宅にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする