分厚い文庫本2分冊、果たして読み切れるか不安に思いながら手を付けた。話は天体観測と言うか科学の興りから。全てが神業と考えられていた物事に疑問を持ち、法則性や理論を見出し実験によって証明しつつも教会の圧力から葬られた先駆者を辿り、そうした中から生まれた天体観測そして宇宙科学への発展を紹介、これでは分厚い2冊に収めただけでも大したもの。
紹介の途中には難解な数式もあるが、まあそこは読み飛ばして理屈だけを読む。そして論争もしくは探求の行き着いた先はビッグ・バン。それは何か、どういう理屈で起こったのか、それ以前に何故そのような理論が生まれたのか。ビッグ・バン理論に「穴」はないのか。興味深いのは、誰がヒーローか論。何百年にもわたる研究成果の積み上げがビッグ・バン理論であり、例えるなら「ビルを建てたのは誰か」。土質調査をした人、設計した人、杭を打ち込んだ人、鉄骨を組んだ人…それと同じこと。
そして興味深いのがビッグ・バン「以前」は存在するのかと言う話。もはや科学でなく哲学な気がしてきた。
2021年9月14日 自宅にて読了
紹介の途中には難解な数式もあるが、まあそこは読み飛ばして理屈だけを読む。そして論争もしくは探求の行き着いた先はビッグ・バン。それは何か、どういう理屈で起こったのか、それ以前に何故そのような理論が生まれたのか。ビッグ・バン理論に「穴」はないのか。興味深いのは、誰がヒーローか論。何百年にもわたる研究成果の積み上げがビッグ・バン理論であり、例えるなら「ビルを建てたのは誰か」。土質調査をした人、設計した人、杭を打ち込んだ人、鉄骨を組んだ人…それと同じこと。
そして興味深いのがビッグ・バン「以前」は存在するのかと言う話。もはや科学でなく哲学な気がしてきた。
2021年9月14日 自宅にて読了