日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】吉田敏浩著 「ルポ 戦争協力拒否」(岩波新書)

2021-10-07 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 良心的兵役拒否って言葉があるけど、自衛隊は徴兵でなく志願制なため、いざ作戦になって任務拒否するってのは理屈としては間違っている。ただし、任務の内容が入隊時に聞いた時と同じであれば。

 最前線で武器を持って敵と対峙しなくても、後方支援すなわち兵站(物資輸送)任務に従事すれば、それはもう間接的に戦闘していると思うのだが、違うのだろうか。敵側から見れば、兵站線をつぶすことが戦いの早期終結への道だ。となれば、兵站に従事している者は軍だろうが民間企業だろうが攻撃される可能性が高い。

 なので、現在の自衛隊法やもしくは憲法9条の範囲で活動するには無理がある。それを堅持して在外邦人の保護をすることは不可能と言うことになる。法を堅持し専守防衛に努め、在外邦人は見殺しにするか、活動の整合性が取れるよう法を改正するか、いつまでも小手先の言い繕いをするべきではないと思うのだがどうだろうか。

 …と言うのが、本書を読んで思ったこと。派遣される自衛官の苦悩はよくわかる。

 2021年9月21日 自宅にて読了
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シリーズ・川崎市の銭湯を巡る(33/36) 幸区・第一天神湯

2021-10-07 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 川崎市の銭湯訪問、33湯目。今週の探訪先は幸区の第一天神湯。立派なビルなんだけど銭湯の入口は階段を上がったところで分りづらかった。

 浴室に入る。おっここのタイル絵は「白砂青松」だな。女湯側に富士山、男湯側は海と松林。構図的に、どこから眺めたらこう見えるか疑問だけど。

 浴室は狭め、何しろ設備が古びている。カランはスケールで真っ白、毎日でなくても定期的に磨けばここまでひどくはならないと思うが…微妙に流れが止まりきらないシャワー、何だか物悲しく感じてしまう。ちょっとね、通ってカランをピカールで磨かせてくれませんかって言いたくなった。

 ガラスなど数カ所に梅の文様、帰り際に尋ねたら銭湯名に由来とのことだった。

 2021年9月20日訪問
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