「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第6弾だそうだ。写真ギャラリーは不景気で閉鎖されたところも多い。一時は「写真離れ」も聞かれたが、近年ではデジタル一眼レフなどの充実で、スナップ写真でない撮影をする人も増えているとも聞く。メーカーは大変だろうが、ギャラリーは維持して欲しいものだ。
本展はキヤノン(マーケティングジャパン:CMJ)が支援している、日本各地の祭りの紹介。秩父夜祭や京都時代祭など著名なものもあるが、多くは地元周辺でしか知られていないようなもの。豪奢な祭具があるわけではないが、100年以上も伝わるお面とか、やはり重みが画面から伝わってくる。沢山の祭りが一堂に紹介されているのを概観すると、共通するテーマやスタイルがあることに気付く。
会場で流されている動画を一通り観たら、20分弱だった。それでも観足りない。CMJでできることは画像や映像で記録に残すことだけかもしれないが、それを広めることで足を運ぶ人が増えたり、ひょっとしたら保存会に入る人が現れたりするかもしれない。
オートバイなら、祭りの会場近くでも停めやすいだろう。長距離をツーリングするのでなく、近場の小さな祭りを訪ねに乗って行くのも良いなと思った。
2024年2月6日 品川・キヤノンギャラリーSにて