1月18日、2日目。昨夜のうちに雨が降り出した。本降りではないが、傘なしでは辛いくらいパラパラと降っている。今日は2つの島を巡る。今日明日と電車で鳥羽まで「通勤」だ。駅近くの宿を取ったので、7時過ぎの電車にも余裕をもって乗れる。鳥羽駅改札正面に土産物も売ってるコンビニがあり、早朝から開いているので朝食昼食を仕入れるのに便利。駅から佐多浜ターミナルまでは、前にも来たことがあるので迷わずに歩ける。朝のターミナルは、あちことに島へ向かう人がそこそこ居る。
まず答志島へ。島には3つの港があり、西側の桃取に着き、山越えの道を6kmほど歩き、東側の和具へ向かう。時間があれば、さらに1.5kmほど歩いた答志まで往復しようと思うが、この天気ではどうかな。途中で分岐があり、Google Mapで確認してみると計画時に気付かなかった細道が、もう少し長い距離を回って和具まで続いておりそちらを行く。途中で雨が上がった。途中に整備された漁港があり、荷台に大きなリールを載せたトラックが何台も停まっていた。漁網の巻き上げ機のようだった(写真上左)。和具の港で、名産の塩蔵わかめの仕込みをしているところに出くわし、撮影を許可頂くとともに1本食べさせて下さった(写真上右)。海水で茹でサッと色が変わったばかりのワカメ、実に美味しかった。
午後は三島由紀夫の「潮騒」で有名になった神島へ。船は途中で伊良湖に向かう伊勢湾フェリーを追い越した。港に着くと、近くの岸壁で上がったばかりの魚を競っている様子。その魚をケースごとに、岸壁に着けた生け簀船に移している。答志島でも集荷し、まとめて鳥羽の魚市場に出荷するそう。カワハギ、カサゴ、40cmくらいのマダイ、イシダイなど、実に美味しそうな魚ばかりだった。
島は一周できるよう歩道が整備されている。近畿自然歩道「11b」として設定されているコースを歩く。集落の裏手に登って行き(写真下左)、一直線に伸びた八代神社の厳しいが綺麗な石段を昇り、そこから山中へ。今回はこういう道を想定してトレッキングシューズを履いてきており、良かったと思う。神島灯台を経て、「潮騒」劇中のクライマックスシーンとなった監的哨跡へ。伊良湖から浜名湖方面が近い。沖の視程も回復してきた。カルスト地形(写真下右)までの一気の下りが足に堪える。自然歩道の標識に従って細道を歩き、港に戻った。久々に山道を歩いた気がした。菅島経由の船で佐多浜へ。明日来るのだが、荷物を持ったままでは歩き回れないため、面倒でも伊勢市まで戻らなければならない。佐多浜まで戻ってくると、再び雨。
今日は予定通りの行動。このルートを回遊できるお得なチケットがあったことに、佐多浜まで戻ってきて気付いた。コーヒー一杯分くらいの差額だが、悔しい。
ウィークリーマンション伊勢 泊
伊勢市 0709
(近鉄急行)
鳥羽/佐多浜港 0726/0805
(船)
★答志島・桃取 0817着
(徒歩6km)
答志島・和具 1105発
(船)
★神島 1125/1550
(船)
佐多浜港/鳥羽 1630/1657
(近鉄)
伊勢市 1721