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絵本が続く。著者が防府市で亡くなったことから山頭火ふるさと館で防府ゆかりの作家として紹介されており、本作を知った。本書は絵本と言えるのか、文字の頁と絵の頁が完全に分かれている。
いつ頃の話だろう。初版発行が2006年だからそう古くはないが、絵本に描かれている主人公たちはイガグリ頭にランニングシャツ姿、どう見ても昭和30年代以前であろう。防府市中心部からやや西、航空自衛隊防府北基地のある辺りが舞台だ。
小学校4年生の夏の日々の思い出、旅芸人(ストリッパー)の娘は偶然の同学年。町を案内してやったり、こっそり娘の母親のステージを観たり。交わした指きり。物語の最後は、大人になって町を訪ね思い出した情景。何となく、その感慨は解る気がした。
2025年2月5日 自宅にて読了
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