【本】金子郁容著 「ボランティア―もうひとつの情報社会」(岩波新書)

　３冊買ったボランティア関連本のラストは、前２冊が災害ボランティアだったのに対し広い意味でのボランティア活動の意味、意義について述べており、まずこちらを読む方が良かったかなとも思う。

　特に印象的かつ同感したのは、ボランティアをすることでかえって苦しむと言う話。それは例えば被災者の悲惨な状況を見聞きしてとかではなく、自分の力の及ばなさ、問題の大きさに気付いて無力感を覚えると言うもの。拾っても拾っても見つかる空き缶もそんな感じすることがあるんだよ…

　だから、ボランティアするべきでないと筆者は言わない。「だのになぜ葉を食いしばり君は行くのか、そんなにしてまで」なんて曲を思い出した。

　筆者はそこで、本来の専門分野である「ネットワーク」を持ち出す。ネットワークとは狭義には情報や電気通信という印象があるが、ここでは広義に人と人あるいは人と社会の結び付きを指す。マズローの欲求５段階説を出せばもっと理解しやすいかも？内容は的外れと思わないが、ここへの話の展開は少々強引に感じた。

　でも、何冊読もうが、行動しないといけませんね。

　2014年2月10日　通勤電車にて読了

2014年2月10日 【音楽】ギター弾きの新年会はすき焼き♪

　昨日の作戦が奏功、私が掻いたエリアのみ雪融けが早い！気分は良いけど腰が痛い。

　昨夏ナッシュビルでご一緒した「ギターガール」Ｒ子さんをお誘いして、今日は「アコギな新年会」。会場は例によってイシイさん宅。前にお連れした時は山盛りおでんだったが、今日は何とスキヤキ♪上を向いて歩こう…

　スライスした肉はグラム数の割にボリュームを感じるもの。それが今日はグラムも多く一人300g見当!?食べられるんだろうかと不安だったがガツガツと平らげてしまった。鍋物は割と多く食べる方だと思うが、すき焼きは久しぶり、既製品の「たれ」は便利だがちょっと味が濃いかな？一人だけ卵は使わない派で肩身が狭かった(笑)。

　たっぷり食べたところでようやくギターの出番、お２人のアンサンブルで「樹氷の輝き」(岸部眞明)を聴いたり。これ、アコギでは割と珍しい6/8進行、リズミカルで良いよね♪初めユニゾンで、次に８小節交替のソロで、そして４小節交替…とひとしきり遊べた。いえ、聴いてただけですが。こういう曲が弾ける人が羨ましい…ご馳走様でした。

2014年2月9日 【エセ善人】助けたつもりが助けられ

　雪の朝 (byグレープ)。

　いやー、良く降ったなぁ。20年ぶりだそうですが、そんな昔のことは覚えてません。今日は静岡でいすゞ関連のドライブ会があり、久々に遠くまで走らせようと思っていたのですが断念。これも４連休～遠出を断念した大きな理由だったのですが。

　午前中、アパートの周囲の雪かきのお手伝いをしました。80歳近いの大家さん(奥様)と50歳近いその娘さんだけでは、さすがに気の毒で。でも少し前の大整理でスコップ類を処分してしまい、道具がないって！箱型のちり取りで頑張りました(@_@)

　まずアパートの出入口。表通りのポスト周辺。こちとら冬の北海道で遊んだりして多少の経験がある。都会の雪は湿って重い。なるべく力を使わず、かつ溶けた雪をどんどん流すよう先に水の流路を作り、薄く残った雪が翌朝に危ないのでホースの流水で除去…と指揮しながら。３時間ほどの奮闘でまぁまぁの成果。完璧を求めてはいけない、見栄えはどうでも良く、人が通れる幅だけキッチリ仕上げれば良いと何度も言ったのですがこれが中々(^^;

　作業の早さと「仕上り」の美しさに大層感謝され手提げ袋を渡されようとしたので固辞したのですが、「断るならもうアパートには住まわせられない」くらいの勢いで押し付けられ有難く頂戴しました。愛媛・別子銅山のゆず羊羹、さきいか、そしてポチ袋！高級スーパー銭湯に行けそう。ありがたや、ありがたや。


　作業を終えてぐったり昼寝していたら、タイヤ屋の友人から「PCがネットに繋がらなくなった～」と支援要請。午後から出動。家族もいるし丁度良いや、戴いたゆず羊羹を手土産に。やー、大作業でした。
・ADSLモデムの接触不良を抜き差し、再起動で症状解消
・不要メールの整理(約28,000通！)
・不要なメールマガジン配信停止依頼(約20件)
・メール廃棄設定の変更(終了時削除する)
・Windows Update(約30件)
・Microsoft Uopdate(Service Pack適用)
・ブラウザのお気に入りフォルダ作成、整理(約50件)
・ブラウザ初期画面の変更(韓国の妙なプログラムのアンインストール)
・無線LAN設定
・チェックディスク～ディスククリーンアップ
・デフラグ
　所要７時間、ずっとPCに向かいっぱなし。でも美味しい夕食をご馳走になり、帰りには「米沢牛カレー」のお土産まで。

　他人に感謝されるって気持ち良いよね。かえって色々として戴いて恐縮しました。助けているようで自分が教えられ、助けられ、救われている。ちょうど読んでるボランティア関連の本の内容が、少し実感できた日だったな。

2014年2月8日 雪の降る日は引き篭もり

　月曜日に年休を取れば４連休、もちろん私は…何故か家に居ます。この飛び石連休は個別のイベントが色々あって、そちらを優先しました。

　が、それが良かったのか悪かったのか。たぶん悪かったのだと思う。降り始めた雪は15時過ぎには御覧のありさま。今日のお出かけはもちろん自粛、夜に予約してたライブも中止。

　お出かけ予定なら昨夜のうちか今朝の一番便で出てただろうから、首都圏は離脱できていたはず。そう思うと悔しいかな。旅の楽しみの代わりに雪かきの苦しみが待っている…

(Live) 下山亮平

　気がついたら２月のブログが２週間近く遅れて進行中ではないですか(汗)…なので例によってライブログを先に廻します。

　雪で予定が狂いに狂い、今月たくさん予定していたライブも今日でやっと２本目。お久しぶり～の下山亮平さんです。今日はアコギ仲間でソロギタリストのイシイさんをお誘いしました。どフォークな私よりよっぽど下山さんの曲が似合うぞ。今日はこのために、三島の仕事をキッチリ終わらせて新幹線で参上！そして明日も三島(爆)…宿泊費より新幹線で戻した方が会社は安くつくはずなので、これでイイのだ！

　例によって開演前に客席を回り、来場客ひとりひとりに挨拶する丁寧な下山さん。ではセットリストどうぞ。予想ドンピシャのスタートだった♪

(ファーストステージ)
・Philosophers' stone
・Desperado
・New Year
→ようやく名前ついた(笑)。最初に聴いたのは2012年2月、ちょうど2年前のここ。そして結局シンプルなタイトルに場内が沸く。
・降る雪を見ればセンチメンタル
・無題(新曲)
→はねる、リフ、カッテイングでバッキングのギターを入れたアレンジも似合いそう。アルバムでは多重録音でやってみてくれませんか!?
・花と木漏れ日
・Water Dance
→今日いちばんの熱演だった気がする。かなりアグレッシブなアタックだったけど音は歪まず、深めのリヴァーブも崩れず。音の乱れが無い点、弾き方もPAセッティングも素晴らしいものだと感心した。
・神の木
→何度聴いても、屋久島の深い緑を思い出す。「神の河」だったか「いいちこ」だったか、この曲が似合いそうな写真を使ったCMがあったな。フェードアウト～休憩って流れでもおかしくなさそう。

(セカンドステージ)
・Pleasant Feeling
・できたて新曲(何となくハッピーな気持ちで)
→ブルースコードの進行なの？珍しく客席で手拍子が起こる。
・街灯
→この曲のPAが、この日いちばん良いバランスに聴こえた。弾き方と高低音、リヴァーブのバランス。
・ラグラン・ロード
・Wedding Bouquet
・陽光
・冬の銀河
・新曲
→スロー、楽しい帰り道、ほんわかしてまたあしたね～、みたいな。
・新曲(はっちゃけた感じの曲を、で作った)
→昨年３月に初耳したはずなんですが、こちらは今だ名無しさん。また起こった手拍子は名付けの催促かも？(笑)

(アンコール)
・Danny boy
・おしょうしな

　東京で今年初めてのライブだそうで、会場は大入り満員。下山さんのギターを作ってるルシアーご夫妻そして若手で人気ナンバーワンでは？のギタリスト君(アメブロ更新してよね！)も来てました。例によってほぼ全ての曲ごとにチューニングを変える間「し～ん」の客席。「…静かですね」(どっ)「(訥々と話して)…それだけです」(どっ)何と言うか、皆さん良く判ってるなぁ。この独特の間が下山さんなんだよね。

　後半、お酒が入ったせいか曲のラストで余韻が残っているうちに拍手を始めちゃう人が増えて残念だった。一方で心地良くうたた寝してるお客さんも…幸せそう、判りますその感覚。スローな曲をクリヤかつ深い音で弾かれると本当に気持ち良いんですね。

　PAセッティングが気になる私と、オープンチューニングが気になるイシイさん、聴き方は違うけどお互い存分に楽しんだライブでした。

　2014年2月18日　曙橋・Back in Townにて

2014年2月7日 【音楽】半年振りのさだDAYナイト

　今日は「北方領土の日」です。尖閣や竹島だけでなく、こちらも気に留めておく必要があります。ソチ五輪より大事です。
　http://www8.cao.go.jp/hoppo/henkan/02.html
　http://www.hoppou.go.jp/

　「深夜には雪」の予報が出される中、会社でメンタルヘルス系の自習でちょっと残業してから昨日同様に横浜白楽ココペリ亭へ出直し(^^;)。SNSで昨夜のチョンボを「自白」していたので大笑いされましたが、大歓迎いただきました。

　もうまったりと…久々の再会なんでお喋りに花が咲き、「あ、…やる？」みたいな感じで(笑)。ここのところ殆どギターに触っていなかったので、ライブ風にトークを交えて誤魔化した！それでも、昔やった曲って覚えているものですねぇ。

　アンプラグドになった22時以降、一見のお客さんが来て一緒に盛り上がったり24時過ぎてから来る常連さんが居たり、音楽もお喋りも尽きることなく、その代わりマスターが力尽きてました(爆)。２時に退出、もちろんタクシーで帰宅。降りたらコートにカサカサと当たる音、本当に降ってきました。明日は「雪の朝」だな。皆さん本当にありがとう、お疲れ様！写真は、企画お疲れ様～の主催者様です。手前の楽譜とか色々、力の入れ方が伺えるっしょ！

2014年2月6日 【音楽】失敗も糧にする

　横浜のお店で久々のイベント！と意気込んで行ったは良いが明日だった(爆)。

　でもそのおかげで、マスターとバンドについてゆっくり話ができた。おもに持続のモチベーションについて。個人的な話題じゃなく、意識の変化とかね。

　怪我の功名と言うか、転んでもタダでは起きないと言うか。聞いて良かった。

2014年2月5日 【ＰＣ】Thunderbirdでgmailを

　世の中のIT的流行に色々と乗り遅れてる私ですがgmailのアカウントは少し前に作っておりました。が、いま一つ使い方が分からず面倒。

　これはWebメールちっくなのがイカンのだと、ふだんパソコンメールで使っているメールクライアントソフト「Thunderbird」で使えないのか調べたら何だ、できるのね。

　と言うわけで、ネットの先達の記事を読んで真似しました。スマホでやろうとしてもメニューに現れず、ブラウザのGoogleから辿っていきましたが。作業自体は５分程度でした。やれやれ。

　gmailに本格的に移行できたら今のメールアドレスは保険で残す程度にして(PC用もケータイ用も)、回線もケータイ4GかLTEにして…と大幅な更新のロードマップはとっくにできてるのですが。

2014年2月5日 【ケータイ】ファブレットが欲しくなってきた

「2012年11月12日　【物欲】HTC Jがやってきた！」
以来、いったんガラケーに戻したり年末年始のみ新品スマホに換えてみたり、まぁそれでも通算で１年近く使ってきたスマホの調子がおかしい。電池残量は半分くらいあるのに突然電源が落ちる症状が週に数回起こり始めた。いちおう買い替えを検討しておこうかな…

　少し前から「次はガラケー＋７インチタブレット(NEXUS7)で」と思っていたが、auの2014春モデルで6インチ台の「ファブレット」機が続々登場。半端なんじゃないかと思いながらショップに行ってみた。

　お目当ては、タブレットPCと同じSONYのXperia Z Ultra。これ買って、どこかのSIM挿してお安くモバイル通信。電話とメールくらいはガラケー。海外でSIMフリー版を買えばau縛りはなくなるでしょう。スマホと違って「おサイフケータイ」や「グローバルパスポート」の有無を気にする必要はなくなるし。

　そして見た実機、大きさこそ違えど質感、カッチリした製品のエッジライン、液晶の見え方やタッチ感覚はまんま手持ちのタブレットと一緒。すごくしっくり来る。タブレットと同じく、薄いことに感心。うーん、かなり欲しくなっちゃったな、買ってどう使うかはさておき(爆)。今度の旅行で買って来ようかな～。まずは空港の免税店でチェックしてみましょう。

【本】中原一歩著 「奇跡の災害ボランティア『石巻モデル』」

　まとめ買いのボランティアもの、２冊目。前回のより素直に受け入れられた内容だった。

　確かに、被災地ボランティアに関しては石巻関連が多かったと思う。自身も友人に同行して支援物資(軽自動車とか電化製品とか)を届けに行ったし、当時所有していたワンボックスカーを現地で活動するＮＰＯ(本書中に紹介されており一寸嬉しかった)に貸し出したし、現在も友人が復興支援に携わっているし、何となく因縁を感じるが、そういうこととは無関係にしても石巻市が他地域に比べ大勢のボランティアを受け入れていたことは間違いないと思う。

　本書は、何故そうなったか、そうできたかを説明し、再び起こるであろう大災害(南海トラフか首都圏直下か、富士山噴火か)の際の行政や社協、ボランティア団体の役割と動き方について提案を行っている。組織図があるので、なるほどと理解できる。学校のキャンパスをボランティアや社協の「ベースキャンプ」とし、規律正しい生活を送って貰うことの提言など、災対関係者は採否にかかわらず傾聴の必要があるのではないか。

　懸念を表するとすれば、「石巻モデル」が上手くいった原因として特定の個人や団体のアピールとも受け取られかねないこと。成功要因なのだから記述されてしかるべきなのだが…難しい問題と思うのは勘繰りすぎか。

　全国すべての自治体で本書の言うモデルが採れるとは思わないが、色々な障害要因を想定して「それでも機能する組織・機構づくり」は常々検討しておいて貰いたい。個人・家庭の防災対策についても改めて見直さないといけないな。

　2014年2月2日　自宅にて読了