日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2025年1月17~20日 【旅行】九州の観光列車と大阪のメトロ延伸と(1)

2025-01-23 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 1月17日、阪神淡路大震災の日。今日から九州へ。

 羽田からJL303便(JA03XJ:A350-900)で福岡へ。離陸の瞬間に朝日、今年の航空機初搭乗でもあり、初日の出フライトの気分。1時間29分で着陸、地下鉄で天神へ。

 西鉄天神駅に到着すると肉声アナウンスが流れ、何やら慌ただしい雰囲気。なに、人身事故で区間不通!?乗車予定である本日のメイン、西鉄の観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」(レールキッチン筑後)の運転はどうなる。しばし構内で待機ののち、一般列車で大宰府まで行き、そこで自由時間の後に太宰府発で運転されることになった。

 移動の際、ガイドの通訳が拙くて内容が十分に伝わっていなそうな香港人グループに通訳してあげ、そのままずっと話し続けることになる。大宰府でも天満宮まで案内し、参拝方法、飛梅の由来、おみくじの内容や結ぶことなどずっとガイド。せっかくなので梅が枝餅をご馳走してあげたが、片言の広東語を挟んだのがウケたらしい。大いに感謝されたようで、良かった。列車に戻ったらガイドさんから報告が行ってたようで、支配人からお礼にと列車グッズを一品いただいちゃった♪

 ようやく出発した「レールキッチン筑後」は、やや旧い通勤用電車を改造、短編成化し誕生した観光列車。しかし内装は綺麗でゆったり、車窓風景はあまり良くないが、その食事内容は素晴らしかった。車内に厨房を持つこともあり、出された温かく本格的な料理は、これまで何十本と乗ってきた観光列車の中でもベスト5に入る。一方、手作り感のあるアナウンスやパフォーマンス(長時間停車中に運転士がギター弾き語りしたり!)はユニーク、正直これほどとは思っていなかった。もっと評価され人気の出て良い列車だ。もっと車窓が良ければなあ。

 大牟田では長い付き合いのいすゞオーナー仲間と久々の再会。彼のクルマ(珍しいスバルR1)で炭鉱の跡を巡って貰う。訪れたのは宮浦坑跡(宮浦石炭記念公園)→宮原坑→(外観のみ)万田坑。何でこれまで訪問しなかったのか不思議なほど様々な施設が遺され、ボランティアガイドの方もいたりする。例によって見学に時間がかかり、あっという間に夜になった。

 明日の行程を考えれば今日中に熊本まで行っておくのがベターだが、宿泊料の安い大牟田に留まる。従来以上に旅行コストを抑える意識が働くのはちょっと侘しい気もするが、旅を続けるためにはやむを得ない。こんなチョイスもサスティナブルと言うのだろうか。街に人影はなく、たまに開いてる店の灯りが虚しく見えた。

 [炭都大牟田ホステル 泊]

HND 0625
(JL303)
FUK 0815着
(地下鉄)
天神 0952発(予定)
→人身事故によるダイヤ乱れで太宰府まで普通列車で移動
太宰府 1155発
★(THE RAIL KITCHEN CHIKUGO)
~福岡発 太宰府経由 大牟田行~ 地域を味わう旅ランチ
大牟田1430
*** 友人と炭坑跡めぐり ***
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2025年1月16日 【ハイク】シリーズ川崎市を歩く・高津区(その1)

2025-01-22 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 川崎市各区のウォーキングコースを歩くシリーズも、高津区に入った。マンネリ化を避けるため、残る多摩区と交互に歩いてみようと思う。高津区は全部で10コース、全コースを印刷して、コースの距離と繋がり具合を確認し、歩く順番を決めた。その結果、3回で歩けるだろうと見当した。今日はその1回目。

【大山街道コース(地図)】3.7km
 二子(ふたこ、濁らない)新地駅近くで食事してからスタートしたため、当駅起点のコースから。まずは多摩川に出て(写真上左)、すぐに二子神社へ寄る。さびれた社に隣接して岡本かの子の碑があるのだが、台座が丹下健三でモニュメントが岡本太郎と言う豪華制作陣なのである(写真上中)。
 すぐに大山街道に出て、以降はほぼずっと歩いてゆく。歩道はなく交通量は多い。歩くにはおよそ不適当な道、沿線には小洒落たカフェやレストランもあるのに残念。久々に「大山ふるさと館」に寄って見学。途中の溝口神社だけは、今日このあとで回った全ての神社をふくめ唯一華やかな飾り付けがされ、お守りやお札なども積極的に販売されていた(写真上右)。
 県道14号を越えてから傾斜が強まり、旧道らしい「ねもじり坂」を登ると何となく緑が増えるが、先ほどではないにしろしょっちゅう車が行き交いゆったり歩ける雰囲気にはならない。最後に左折して少し下ると、ゴールの梶が谷駅。長い距離ではないが、3駅先まで来たことになる。

【円筒分水と久地不動尊コース(地図)】約4.5km
 梶ケ谷から一駅だけ電車に乗って溝の口下車。駅を出て先ほど歩いた大山街道を横切り、住宅街の中の暗渠上をしばらく歩くと二か領用水に出た。ここからは川沿いの歩道、川面も近くゆったり気分で歩ける。カルガモって鯉と共存できるんだな。やがて到着したのが二か領用水のシンボルとも言える久地(くじ)の円筒分水。昔の人は見事なものを考え拵えたものだ(写真下左)。そこから多摩川に向かって歩くのも二か領用水の分水された区間、多摩川に向かってかすみ堤(てい)という堤が築かれ、通水していた往時を偲ばせる(写真下中)。多摩川に出たら下流に戻り少し歩くと、最初に来た二子神社のところ。そこから二子新地駅まで歩いてゴール。

【二子・諏訪・北見方コース(地図)】約4.0km
 今日歩く3コースすべてが二子新地駅を発着ポイントとしており、どう歩くか悩んだ。その結果、本コースは地図上のルートを逆回り、即ちゴールとされている二子新地駅からスタートとされている高津駅に向かって歩くことにした。
 本コースは、先の2コースに比べ住宅街の中を歩く区間が長くて地味に感じる。とは言えあちこちに寺社や祠、道標や馬頭観音などが残り、江戸時代からの繁栄を感じられる。途中にあった小黒恵子童謡記念館、彼女が活躍した時代と自分が童謡を聞いた時代が合わず知っている作品は少なかったが、展示資料の中にはその名に覚えのある歌、歌手などあった。また本館の開館当時に彼女が収蔵した100年以上前のオルゴールは実際に演奏して貰え、ひと時を楽しめた(写真下右)。
 最後は二か領用水、先ほどとは異なる分水に沿って歩き、R409(府中街道)を歩いて高津駅でゴール。ここから溝の口駅までは歩ける距離で、過去に出張で何度も来て道が判っていたため、さらに溝の口駅まで歩いて本日のウォークを終了した。

 手を出していると冷たく困ったが、気温の上がった昼過ぎのウォークは寒さに震えることもなく、手足の筋肉や関節にも過度の負担を掛けずに済んだ気がする。できれば次回も同じパターンで、次は多摩区を歩いてみよう。

本日の歩行距離:約12.2km
通算の歩行距離:約188.1km

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2025年1月16日 【食べ物】二子新地・みうら

2025-01-22 06:00:00 | 食べ物・飲み物

 映画を観終え「腹が、減った...」と心の中で呟きながら電車に揺られ、やってきました東急田園都市線・二子新地駅。いつもは午前に歩き、終わって食べるラーメンを、今日は歩き出す前に食べる。

 醤油か、塩か。限定メニューの味噌か。写真メニューを見ながら迷った末、細い麺に合ってそうな塩の食券を買った。やがて目の前に置かれたのは芸術的な美しさ。塩のクリアスープに綺麗に畳まれた麺が泳ぐ。緑のネギと刻まれた紫タマネギのアクセント。チャーシューも2枚それぞれ別素材で色合いも異なる。見惚れている場合ではない、熱いうちにかっ食らうのだ。

 スープを啜り、虚空を仰いだ。何だっけ、この味。隠し味じゃない、主張するんだけど思い出せない、単なる丸鶏出汁じゃない合わせ技にしているコイツは何だー!気になるものの、どんどん啜り込む。麺は細め、ややツルリ。鶏チャーシューが美味しいという店にはあまり出会えてないのだけど、ここのは美味しかった。穂先メンマと言うのも割と珍しいかも。ヤバイ、丼カラにしちまった…

 本店は「ラーメンWalker神奈川」には掲載されていない。だがこの味は、十分に掲載されるに値すると思ったのだった。或いは過去には掲載されていたのかもしれないが、とにかく機会があれば次は醤油を食べてみたいと思ったのだった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【映画】劇映画 孤独のグルメ

2025-01-21 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 年末年始興行では面白そうな作品はなかったため、月半ばにして今年初めての映画鑑賞。作品は漫画→TVドラマを経て劇場版となった、地味な人気作。実はTVドラマシリーズは観ていないのだが、ほぼ毎回単発のシリーズ物であり、いきなり劇場版を見ても楽しめるだろうと判断した。ちなみに本作は主演の松重豊みずから監督をしている。

 初っ端に搭乗するのはおお!?我らがJALじゃないですか。エコノミー機内食、最近LCCばかりであまり食べてないなぁ。そしてポスター写真にあるようにパリ。もちろんフランス料理が出てくる。んー、美味しそう!そしてそこから話は二転三転、何ヵ所もの土地と食が出てくる。もちろん人も。涎と笑いが止まることなく続く。予想通りTVシリーズのエピソードとは無縁なようで(何か伏線回収とかあったのかもしれないけど)単発で見ても大いに楽しめた。そうそう、劇中劇もあって、あっと驚くあの人がえッあの役!?で出る。見終わった瞬間、面白いと思いつつ思ったのだった。「腹が、減った...」

 2025年1月16日 川崎・チネチッタにて

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】大下英治著 「ハマの帝王-横浜をつくった男藤木幸夫-」(さくら舎)

2025-01-21 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 超大作で、借用期限が来てしまいいったん返却し、後日借り直して読んだ。文章は分かりやすく、会話もリズムがあるので難しいわけではない。とにかく量が多いのだ。

 量が多いのは、タイトルの主人公・藤木幸夫しだけでなくその父である幸太郎氏、また長男である孝太氏についても記述もあるからで、中でも幸太郎氏については本書の1/3くらい割いているのではと思う。なぜそんなに父の記述が必要かと言えば、藤木企業が横浜に根を張る過程を事細かに記しているからだ。

 藤木家3代だけでなく、多くの人物が登場し覚えきれない。博徒もヤクザも、警察官も政治家もいる。そして港の労働者が無数にいる。そう見ると本書のタイトルには違和感を覚える。本書の内容の多くは藤木企業の絵巻物、幸夫氏の近年の立ち振る舞いに関しては全体の1/5程度か。

 本書を読んだ多くの人は、幸太郎氏、幸夫氏と色々な苦労や修羅場を経て今日の地位を築いたのだなと立身伝のように思うのだろうか。それとも所詮は博徒と大差ない港湾労働者、イマ風に装っても本性は「その筋」の人と見るのだろうか。著者が後半、横浜に起こるざまざまな出来事を幸夫氏がまとめ上げてきた「実績」を紹介すればするほど、ドンあるいはフィクサーとしてのうさん臭さが強調されてしまうように感じてしまったのだが。

 少し前に横浜で交通事業を立ち上げようとした知人がいたのだが「とにかく藤木企業に挨拶に行かないと何もできない」と言っていた。様々な調整力と、街を牛耳ることがイコールなのは良いことなのだろうか。

 2025年1月15日 自宅にて読了

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】伊集院 静著 「機関車先生」(講談社文庫)

2025-01-20 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 昨年9月に山口県防府市を訪れた際に、本書の著者の出身地であることを知った。同時に、訪ねた野島が本作の舞台であることも知った。本書を読んだ記憶はあるものの最後の部分しか覚えていなかったため、改めて読み直してみた。 

 まだ離島が僻地で教育も十分に行き届かなかった頃、代用教員として止むを得ず採用した大柄な青年は口がきけなかった。口のきけない者が子供の教育などできるのか?誰もが思う当然の疑問を、力強い機関車のような容貌から子供たちに「機関車先生」とあだ名された青年は、その人柄で見事に子供たちを教えてゆく。その存在は子供達だけでなく、島の大人たちにも影響を与え、受け容れられていったが、正式な教員が決まり、代用教員である「機関車先生」は島の人々から大いに引き留められるのを固辞して去ってゆくのだった。

 本書は子供向けの作品だったか、大人向けの作品だったか。どちらにも読めるところが見事。易し過ぎず難し過ぎず、それでいてそれぞれに対する主張が見える。別れのシーンはもう少しドラマティックだった記憶があったが、あてにならないものだ。だがその呆気なさが、残された者たちの呆然とした余韻を表しているのではと思えるようになった。

 2025年1月14日 自宅にて読了

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2025年1月12日 【食べ物】武蔵溝ノ口・石田屋

2025-01-20 06:00:00 | 食べ物・飲み物

 昨日今日明日と3連休、そして有難いことに毎日新年会のお誘いが入って。今日はJR南武線・武蔵溝ノ口駅近くで高校の同級生と。なぜか幹事が張り切ってしまい「新年会の前にボウリングやろうぜ」とかオイ歳を考えろ。というわけでボウリング前の昼食にラーメンを。「ラーメンWalker神奈川2025」に新規掲載された店。

 クリーミーな鶏白湯スープと予習していたが、オーダーし着丼してみると驚く。ドロリとしたクリーミーさではなく、サラリとしているのに少し気が楽になる。クリーミーなのは表面近くだけで、下の方はやや茶色っぽいスープに見える。見かけほど味は濃くもしつこくもなく、まろやかさが際立つ。麺は細ストレート、茹で加減のオーダーは博多ラーメン流にどうぞ。ただし「ふつう」がお勧めらしい。真っ白なスープに細麺だが、紅生姜は(ありがたいことに)載っていない。繰り返すが、豚骨ではない。鶏白湯スープである。

 見掛け以上に美味しかったが、キッチンで次々と鳴りなかなか止められないタイマーが減点。せっかくメニューに茹で時間〇秒と茹で加減を謳っているのなら、それに応じてスパッと止めなきゃダメでしょ。実はタイマーはどれも同じ秒数で、鳴りっ放しの時間で茹で加減を調整している?それはそれで迷惑だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】郡山史郎著 「九十歳まで働く! こうすれば実現できる!」(WAC BUNKO)

2025-01-17 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 頂き物の本、その2。既に働くことを半ば放棄している自分に無縁な本だと思うが、頂いたものなので目を通してみた。著者は怪しげな医者やコンサルタントではなく(失礼)、かつてはソニーの社長の座に近いとまで評された人である。だからと言って書くことすべてが真実で、言うことすべてが正しいとは思わないが。

 うーん、ちょっとソニー時代の思い出話が多いかな。当時著者の価値観などを説明しているのだけど、ちょっと本題にこじつけているように感じた。そこ以外の部分?やはり働くのが好きな人って時間の使い方(=人生の過ごし方)に対する価値観が違うなと言う感じ。なので、著者が自分が正しい間違っているではなく、そういう考え方生き方があるんだなと思った点が成果か。ついでに言うと、たぶん多くの人は著者的価値観、行き方を信奉したり憧れたりするのではないだろうか。良いんです私は、反主流派ではないけど非主流派で。

 2025年1月9日 18きっぷ旅行の待合室にて読了

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2025年1月6~9日 【旅行】'24冬青春18きっぷ旅(2回目) (3)石巻→仙台→(常磐線)→上野

2025-01-17 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 1月9日、3日目。今日は石巻から帰るのみ。ただし東北本線でなく、原発被害の著しかった常磐線を経由してゆく。沿線の復興具合を見たかったのと、東北本線は運転区間が細切れで何度も乗り換えるのが面倒なことがある。


【第1列車:石巻→仙台(HB-E210系x4、ボックスシート)】
 石巻から仙台までは仙石東北ライン、速いこれに乗り慣れると、各駅停車の仙石線は使う気がしなくなる。野蒜の辺り、東日本大震災で線路を付け替えたエリアは今でも何となく荒涼とした感じ。大都市圏らしくボックス席にどんどん人が座ってきて、最後にはそこそこ立ち客もいるくらいに。

【第2列車:仙台→原ノ町(701系x4、ロングシート)】
 この区間はセミクロスシートの721系も投入されているので、そちらに乗りたかった…それにしても常磐線沿線には人の気配がない。既に立入禁止は解除され、ナンバー付きの車など生活感はあるのに、全く人や車が走っていない。自分以外の人類が消失してしまった世界、そんな映画を見ているようで少し気味が悪い。

【第3列車:原ノ町→いわき(E531系x5、ボックスシート)】
 立入禁止が解除になるのが最も遅かったエリアでも、かつて見た放置された民家は見受けられなかった。人が戻って綺麗になったのか、逆に作業できるようになって取り壊されてしまったのか。季節的なものもあるだろうが、相変わらず家や車はあっても人の姿がない。原発事故の被害著しかった地域がどうなっているか見たくてこの行程をとったが、やはり見た甲斐はあった。

【第4列車:いわき→勝田(E531系x5、ボックスシート)】
 この区間は全列車ワンマン化されたことに伴い車両がアップグレードされ、おかげでボックスシートにありついた。日立あたりからはぼちぼち人が乗ってきて、勝田ではかなりの客が後発の特急に乗り換えるために下車した。

【第5列車:勝田→上野(E531系x10、リクライニングシート)】
 前回のダイヤ改正でも残った、数少ないグリーン車つきの東京方面直通列車。当然グリーン車でゆく。常磐線に入ってからはずっと快晴、美しい夕焼けと宵闇を眺めながら都会に戻ってきた。竜ヶ崎市あたりから富士山のシルエットが見えたのは、ちょっと感動的だった。

【第6列車:上野→川崎(E233系x15、リクライニングシート)】
 乗り慣れた上野東京ライン、グリーン車。ちょうど帰宅ラッシュで満席、デッキにも立ち客。到着は夕飯前の時間であり、その気になれば熱海どころか静岡辺りまで行けてしまうがさすがに止め、おとなしく帰宅した。

 今回は「冬の東北ローカル線」「今の常磐線」と言うテーマで行程を組んだが、いずれも期待通り車窓風景を見ることができた。平日なのと18きっぷルール改訂(改悪)の影響だろう、列車は概ね空いており、特に山間部ローカル線は2両に10人足らずの列車ばかりだった。

 今回の行程は1日当りの乗車列車数も多くなく、早朝から深夜までと言うほどには乗らず、この程度の行動時間を限界とした方が良いのだろうと思った。とは言え3日連続で乗るのはちょっとしんどいかなと思ったのも事実。春以降も18きっぷの旅を続けるか、今は自信を持ってイエスとは言えない。(おわり)


石巻 0904
(仙石東北ライン快速)
仙台 1000/1036
原ノ町 1156/1159
いわき 1317/1348
勝田 1510/1524
上野 1731/1733
川崎 1758

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】本田直之著 「何を捨て何を残すかで人生は決まる」(青春出版社)

2025-01-16 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 「断捨離」を励まし合う人が何人かいる。その中で元会社の先輩である方から引き取って来た「不用物」の中に本が何冊か入っていた。引き取る条件として、引き取った後は捨てようが売ろうが全て私の裁量、お財布としている。なので遠慮なく読ませて頂いた。雑誌やパンフレット類は不可だが、図書であれば図書館へ寄贈すれば良きに計らって頂ける(ただし美品に限る)。

 著者が主張する持たない生き方とは、「持ち物を減らす断捨離やミニマリズム、シンプルライフなどといった暮らしのスタイルやノウハウではありません。大事なのは、物を減らすことではなく、自分にとって必要なモノを見極め、それを選び取り、見た目ではない豊かさを手に入れること。つまり、自ら考え、選択し、幸せに、自由に暮らしていく生き方の提案。」(本書より引用)とのこと。これは考え方には同意するが、断捨離はその生き方を実現するうえでリセットまでは行かないにしろ必要な作業なのではあるまいか?断捨離やミニマリズムは手段であって目的ではない、そう書いた方がスッキリするように思う。

 こういうタイトルの実用書に手を出すと言うことは、先輩も悩み迷ったんだろうなと思った。翻って自分、完ぺきとはゆかないが、まぁまぁ良い感じに生きられているのではと思ったが、評価甘すぎだろうか。とは言え、まだまだ整理しなければならないモノがたくさんある。

 2025年1月8日 18きっぷ旅行の待合室にて読了

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする