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【ぼちぼちクライミング&読書】

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「京都の凸凹を歩く 」梅林秀行

2017年06月12日 19時38分34秒 | 読書(エッセイ&コラム)


「京都の凸凹を歩く 」梅林秀行

京都の街を地形から読み解く、フィールドワーク作品。

P96
「人の世に熱あれ、人間に光りあれ」
(中略)
この宣言を採択した全国の初代委員長南梅吉が楽只(らくし)地区に住居を構えていたことから、御土居近くのこの地点に記念碑が建てられました。御土居とは、京都の「内」と「外」を分ける社会的排除の象徴でありました。
 凸凹地形、すなわち高低差とは、単なる地形を超えて、社会の高低差も意味するのかもしれません。(単なる地形の本と思っていたが、ここまで言及されるとは思わなかった…驚いた)

御土居地図

この北あたりに、鷹ヶ峰御薬園跡がある
澤田瞳子さんの女薬師・真葛シリーズの重要舞台である…いずれ訪問したい


【参考リンク】
まいまい京都

【おまけの感想】
不思議に思うのだが、神社仏閣のような聖地と祇園のような俗地が共存すること。
これは祇園だけではないと思う。
生駒山を奈良県側に下った時もそう感じた。

【参考図書】

「ふたり女房」澤田瞳子
「師走の扶持」澤田瞳子

【ネット上の紹介】
NHK「ブラタモリ」でも注目!京都高低差崖会崖長の著者が、貴重な古地図と特製「3D凸凹地形図」で紹介する、街歩きの新提案。