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「あんの夢 お勝手のあん」⑤柴田よしき

2021年12月24日 07時57分52秒 | 読書(歴史/時代)


「あんの夢 お勝手のあん」⑤柴田よしき

シリーズ5作目。
今回はいつもの品川から江戸・深川へ舞台が移動。
紅屋は立て替えで2ヶ月休業。
年内いっぱい、深川の煮売り屋へ料理修業にでる。

P173
上方の料理は江戸の料理より上だ、という話は聞いたことがある。こちらでは高価なのであまり使わない昆布を上方ではよく使うらしい。そう言えば、あの棒鱈も上方ではよく食べられていると政さんが言っていた。同じ日の本に生まれても、その土地ごとに料理は違い、味の好みも変わって来る。

【ネット上の紹介】
安政の大地震から一年も経たず、颶風の高波に品川の街は呑みこまれてしまった。品川宿の宿屋「紅屋」も、かろうじて建ってはいたが、一階はすべて水に浸かり、二階は強風で屋根も壁も壊れて使い物にならなかった…。紅屋は建て替えのため二ヶ月の休業が決まり、その間、やすは政さんの親戚であるおくまさんから紹介された深川の煮売屋へ、年内いっぱい料理修業にでることに―。大好評「お勝手のあん」シリーズ、待望の第五弾!