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「善悪の屑」(全5巻)渡邊ダイスケ

2022年01月05日 17時11分10秒 | 読書(マンガ/アニメ)


「善悪の屑」(全5巻)渡邊ダイスケ

犯罪被害者の問題がテーマ。(Yさんから薦められた)
被害者側に立って復讐代行を行っていく。
内容は非常にリアルに進行する。
それもそのはず、実際にあった犯罪を元に描かれている。

何かのはずみで犯罪を犯す人がいる。
また一方で、良心があるのか、というような確信犯もいる。
ニュースを見て、やるせない思いに駆られた方は多いはず。
何とかならないのか、と。
このテーマは奥が深い。

アナタ達は復讐の代行を引き受けてるそうだけど
果たしてそれで本当に依頼者の気持ちが晴れるのかしら?

【参考図書】(被害者・加害者の問題をテーマにした作品)

「風紋」乃南アサ

「晩鐘」乃南アサ

「ユニット」佐々木譲

「心にナイフをしのばせて」奥野修司

「悪人」吉田修一

「天使のナイフ」薬丸岳

「殺人症候群」貫井徳郎

「死刑の基準」堀川惠子

「死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う」森達也

「謝るなら、いつでもおいで」川名壮志

「息子が人を殺しました」阿部恭子

【関連リンク
・・・「少年事件」

【さらに参考図書】


【ネット上の紹介】
理不尽な小学生連続殺人を犯したその後も落ち着いて平然と日常を過ごしている男……。人間性や心の咎が微塵もないそんな非情な男に、遂に鉄槌制裁が下る!? 法の網をくぐり抜け、警察にも検察にも裁判所にも新聞TVマスコミにも一般社会にも裁かれる事がない「屑」に対しては、現代の闇の必殺仕置人の「屑」による直接制裁を! この作品を最初から最後まで読み終えた後は、きっと解っていただけるはず。本当の「正義」とは? 「善」と「悪」とはいったい何?? それを決めるのは法なのか? 社会なのか? 無念の思いで逝った人たちなのか? 生きている、これからも生き続ける人間なのか?