MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

極端な反省の度合い

2011-05-05 21:30:24 | Weblog

焼き肉チェーン、ユッケ自粛次々 生肉食中毒の影響で (朝日新聞) - goo ニュース
焼き肉店食中毒、死者3人に 流通段階から汚染の可能性(産経新聞) - goo ニュース
焼き肉チェーン社長が謝罪…死者4人目(読売新聞) - goo ニュース

 私はユッケというものを食べたことがないので、このニュースを聞いた時にはユッケと

いうものはまるで命を賭けてでも食べたいフグのようなものなのかと想像してしまうのだが、

実は私はフグも食べたことがない。焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」をを展開する

フーズ・フォーラスの勘坂康弘社長によれば、正規の生食用牛肉は市場には出荷されて

いないらしく、「非生食用」が店独自の基準によってユッケとして提供されているらしい。

おそらくユッケというものが朝鮮料理の一種であり、日本には生で牛肉を食する食文化が

原則として存在しないために見逃されてきたのだと思う。それにしても勘坂康弘という

社長はイタ過ぎる。最初の会見で顰蹙を買って反省したのかもしれないが、先ほどの

あの芝居がかった土下座は見ている人間を笑わせようとしているとしか思えなかった。

勘坂康弘には中庸というものが無いのか こんな社長を見たのはビジネスホテル

チェーンの東横インの創業者である西田憲正以来久しぶりである。


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『お家(うち)をさがそう』 70点

2011-05-05 21:23:02 | goo映画レビュー

お家(うち)をさがそう

2009年/アメリカ

ネタバレ

結婚しないという選択

総合★★★☆☆ 70

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 ヴェローナ・デ・テッサントとバート・ファーランダーはそれぞれアーティストと保険外交員として生計を立てながら気楽に人生を楽しむカップルだったが、子供が出来たことから本気で家庭を築く決心をする(バートが妊娠の‘味’がするとヴェローナに告げた時に彼女が彼をビンタしたところを見ると望んでいた妊娠ではないと推測される)。
 それでも2人はなかなか行動を起こすことはなく、ヴェローナが妊娠6ヶ月になってお腹が目立ってきたところでようやく行動し始める。ヴェローナは彼女が大学生の時に両親を亡くしているために、2人はバートの両親を頼りにコロラドの両親の家に行くのであるが、バートの両親はベルギーに引っ越すことになって、当てにはできなくなる。次に2人はヴェローナがかつて勤めていた会社の元上司のリリーを頼りにアリゾナのフェニックスを訪れるのであるが、リリーの、特に彼女の2人の子どもたちに対する粗野な態度に落胆して、ヴェローナの妹のグレイスが住んでいるツーソンを経由して、バートの幼なじみのLN(Ellen)が住んでいるウィスコンシン州のマディソンにある彼女の家を訪ねる。LNは大学の教授ではあるが、ロデリックという無職の夫と共に奇妙な子供の育て方をしており(ドラッグソングであるストラングラーズの「ゴールデン・ブラウン(Golden Brown)」がBGMで流れているところが面白い)、ウンザリしてヴェローナの大学時代の同級生のカップル、トムとマンチ・ガーネットが住むモントリオールへ向かう。2人は裕福で4人の養子がいるのであるが、マンチは流産したばかりで妊娠できない体になっていた。そんな時バートは兄のコートニーから電話を受けて彼が住んでいるマイアミに向かう。コートニーの妻は家を出てしまっており、残された一人娘のことを案じていた。
 最初、ヴェローナとバートはただ自分たちが生まれてくる子供と一緒に住む場所を探していたのであるが、いつの間にか‘反面教師’たちと出会うことを通じて自分たちの生き方そのものを考えるようになっている。2人の旅は敢えて結婚しないという選択を2人に選ばせることになる。結婚しないことで2人は自らの家庭環境を‘危機的状態’に置くことで緊張感を持たせることにするのである。これはサム・メンデス監督の前作『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』のテーマを逆の面から描いているように思える。
 しかし残念ながらラストのサウスカロライナにあるヴェローナの実家の映像が平凡で観客の共感を得られるほどの美しさを感じないのは低予算の辛いところなのか? 因みに原題の『Away We Go』の意味は「私たちが行く‘遠征試合’」になると思う。


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