GANTZ PERFECT ANSWER
2011年/日本
私の‘PERFECT ANSWER’
総合 0点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
同時期に公開された2部作の『SP THE MOTION PICTURE』(波多野貴文監督 2010年 2011年)はそれぞれテーマを絞った演出が功を奏していたと思ったが、この『GANTZ』2部作は原作を離れてオリジナルストーリーで臨んだ『GANTZ PERFECT ANSWER』で完全にたがが外れてしまった。
確かに映画『20世紀少年』(堤幸彦監督 2008年 2009年)の物語の破綻で学んだだけのことはあって、脚本の渡辺雄介は物語が壊れないように工夫はしていたのであるが、工夫の仕方を間違えていると思う。例えば、ガンツが小島多恵をターゲットにした理由は玄野計をメンバーとして残したかったからであろうが、結果的にメンバー間の対立を引き起こしてしまい、ガンツ部屋に潜入してこようとしている星人たちとの決戦が不利に働くことになるのだから、小島多恵をターゲットにするミッションは間違っているはずなのであるが、このような辻褄が合わない部分は全てガンツが狂ってしまったという原因にできるような設定にしてしまっている。しかしこれは脚本家として‘逃げている’と見倣さざるを得ない。3600円も払わせておいて(『20世紀少年』3部作を含めれば9000円!)こんな‘PERFECT ANSWER’を見させられる立場というものを熟考してもらいたい。
加藤勝に扮した千手観音や山田孝之が演じた重田正光などの敷かれた‘伏線’はどれも不発で、私がこの作品で理解できたことと言えば、自身が身動きできないガンツが面白半分で死人を蘇らせ、地球にいる星人と戦わせて楽しむのであるが、そのような‘危険な遊戯’を止めさせるために玄野計が自ら‘犠牲’になる。しかしやがて退屈するであろう玄野計も同じ過ちを犯すような予感がするというくらいである。
それにしても企画製作する名作を駄作に仕上げてしまう日本テレビには驚かされる。無理をしないで他局かハリウッドに委ねてくれれば製作側も観客もお互いに幸福になれるというのが私の‘PERFECT ANSWER’。
米裁判所、日本人の元妻に5億円賠償命令 子連れ帰りで(朝日新聞) - goo ニュース
日本に子供連れ帰り、元妻に5億円弱支払い命令(読売新聞) - goo ニュース
離婚した日本人の元妻が、米国から2人の子どもを勝手に日本に連れ帰ったとして、
40歳の米国人男性が「子どもたちと再び会える環境をつくれるよう、元妻に考え直して
もらうのが訴訟の目的」として元妻を相手に損害賠償などを求めた訴訟で、米テネシー州
の裁判所は9日、元妻に610万ドル(4億9千万円)を支払うよう命じる判決を言い渡した
ようだが、それならばテネシー州の裁判所へ訴訟を起こすよりも、不倫の末に結婚した相手
と別れて、以前のように日本で職を得て暮らした方が子供たちと会える可能性は断然
高くなると思う。あるいは新しい妻との間に新たに子供をもうければ前妻の子供たちを
気にする余裕はなくなるだろう。いずれにしても4億9千万円を支払うよう命じる判決で
元妻の考えが変わることはまず有り得ないし、このような、アメリカでは常識ではあっても
日本人からしたらとんでもない判決を平気で出してしまうアメリカの言いなりなってハーグ
条約に加盟することが本当に正しいことなのか疑問を抱いてしまう。