アジャストメント
2011年/アメリカ
アーノルド・シュワルツェネッガーに愛を込めて
総合
40点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
『ボーン・アルティメイタム』(ポール・グリーングラス監督 2007年)の脚本を手がけたジョージ・ノルフィの初監督作品ということで、それなりに期待していたのであるが、サイエンス・フィクションとしてもラブロマンスとしても中途半端なものになってしまっている。
とにかく‘運命調整局’の‘天使たち’にどれほどの能力が備わっているのかよく分らず、設定が甘い。主人公のデヴィッド・ノリスが本当にエリース・セラスのことを愛しているのであるならば、エリースが舞台の最中に足を捻挫‘させられた’時点で、デヴィッドは別れるべきなのであるが、何故かハリー・ミッチェルの言うことを信じて再びデヴィッドはエリースを追いかけることになる。勿論デヴィッドがハリーの言うことを信じることは勝手であって、誰でも自分に都合の良い方を選ぶものではある。それならば運命に逆らった結果として、キスだけではなくて、デヴィッドが大統領になり、エリースが有名なダンサーになるところまで描かなければ、自分の意志で運命は切り開くことができるというメッセージは伝わってこない。結局、デヴィッドは‘天使たち’、あるいは‘議長’に見限られたと捉えることもできてしまう。
だからこの作品はニューヨークの観光ビデオを模しながら、「選挙参謀に裏切り者がいるとアメリカ大統領にはなれない」という教訓しか私には伝わってこなかった。
供応買収容疑の深谷市議、処分保留で釈放 捜査は継続へ(朝日新聞) - goo ニュース
福岡・川崎町議長が自殺か 選挙違反事件で任意聴取(朝日新聞) - goo ニュース
奇妙なことに同時期に公職選挙法違反容疑で逮捕された埼玉県深谷市の永田勝彦市議
と福岡県川崎町の森元秀美議長は同じ67歳である。とりあえず釈放された永田市議は
会見で埼玉県警の捜査に対しては「取り調べ時間が一日12時間に及ぶなど理不尽。
会費を払っていなかったことを前提にしており、大いに問題がある」と述べており、他方、
不幸にも自殺してしまった森元議長も自宅に残してあったメモに「選挙で焼き肉などを
食べさせたことはない」など事件への関与を否定する内容のほか、27日まで連日に渡って
8~12時間の取り調べを受けたとの記述や、「本当にまいる」「また今日も10時から苦い」
という内容もあり、12時間という取り調べ時間まで共通している。これは偶然なのか、
あるいは全国の警察に存在しているマニュアルに従った“見せしめ”なのかが気になる。