MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ボクたちの交換日記』

2013-04-08 22:42:44 | goo映画レビュー

原題:『ボクたちの交換日記』
監督:内村光良
脚本:内村光良
撮影:北山善弘
出演:伊藤淳史/小出恵介/長澤まさみ/木村文乃
2013年/日本

センスが問われる世界

 映画好きの内村光良監督らしく、例えば、作品冒頭において帰宅した田中洋平がドアを開けた次のカットが田中が自宅の冷蔵庫のドアを開いているというカットのつなぎ、あるいは甲本孝志が田中が返事を書いてポストに入れてあった交換日記を取り出して読んだところ、ただ「嫌です」という一言しか書いておらず、頭に来てポストを殴る次のカットが田中が働いているツタヤの、返却されて積み上げられているDVDの山が田中の前に崩れてくるというカットの繋ぎ方、または遠くで田中がネタ帳に書き込みをしている場面から突然カメラの手前で宇田川麻衣子を立ち上がらせるところなど、小ネタは効いていると思うが、残念なことにこのような気の利いたカットがその後あまり出てこない。ベッドの上で迫ってくる甲本をビンタで追い払う新谷久美のシーンも悪くない。ストーリーそのものはお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣が指摘しているように予定調和でたいして面白くはないが、原作がつまらなくても脚本が良くて面白くなることは多々ある。本作もラストを変更することにより原作よりも面白くなってはいるが、如何せん上記のようなカットの工夫が不十分で、ロケーションも悪くないだけに残念な結果になっている。俳優としてはベテランであっても主人公を演じた伊藤淳史と小出恵介の漫才は熟れていなくて、やがて解散してしまうお笑いコンビ「房総スイマーズ」を演じているのだから、それは問題無いとしても、それでも少ししか映っていないアルコ&ピースやニッチェの方が面白いと感じるところは努力以上にセンスが問われている世界なのだと思わせる。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

週刊朝日のスタンス

2013-04-08 00:29:33 | Weblog

週刊朝日の面会申し入れに橋下氏「誰が会うかバカ」(産経新聞) - goo ニュース
橋下氏VS週朝 「従軍慰安婦」など朝日論調引き合いに批判(産経新聞) - goo ニュース
橋下氏の「宣言」に朝日新聞出版「ツイッター以上のことは存じ上げない」(産経新聞) - goo ニュース

週刊朝日に刑事、民事の両面で法的手続きを講じる方針を表明し、自身の短文投稿サイト

「ツイッター」で、発行元の朝日新聞出版の親会社の朝日新聞社にも法的手続きを講じる

ことを表明し、「久しぶりに弁護士魂が燃えてきた。余計な仕事を増やしやがって。司法の場

で決着を付けようぜ」と息巻き、「週刊朝日から市役所に面会申し入れが来た」と明かし、

「誰が会うかバカ。僕はそんな暇人じゃない。報道機関だからと言って調子に乗るな。民主

国家のルールで週刊朝日のやったことがどういうことがはっきりさせてやる」と批判し、

ついには「(これまで謝罪を受け入れてきたことの意味を)あのバカ集団は分かっていない

らしい。普通なら、慰謝料請求が当たり前だろう。僕は呑み込んだつもりだ。しかし請求権を

放棄したわけではない。事実上、黙っていただけ」と述べ、「週刊朝日よ。お前らがそういう

態度なら、こっちもとことん行ってやるぜ」とたたみかけた橋下徹大阪市長はチンピラ同然

なのであるが、橋下徹に対する週刊朝日のスタンスも曖昧で、完全にブレまくっていると

思うが、再び謝罪するわけにもいかないだろうし、ここまで来たら売られた喧嘩を全て買って

応酬でもしなければ逆に週刊朝日は信用を失うことになるだろう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする