MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『桜、ふたたびの加奈子』

2013-04-09 23:54:37 | goo映画レビュー

原題:『桜、ふたたびの加奈子』
監督:栗村実
脚本:栗村実
撮影:ニホンマツアキヒコ
出演:広末涼子/稲垣五郎/福田麻由子
2013年/日本

怪しげなファンタジー

 小学校入学式当日に自分が運転するクルマで学校まで送り、娘の晴れ姿を写そうとカメラを探している間に、加奈子が一人で学校へ向かおうと道路を横切ろうとした際に、自動車事故で亡くしてしまった主人公の桐原容子は自殺を図るまで精神的に追い詰められるのであるが、作品冒頭から皿やフライパンなど丸いものがアップで映されるように、加奈子の交通事故も日常の一コマのように丸いミラーの中で起こる。その後もアイスクリームグラスなどがアップで映され、ついには容子の実家である古本屋の店主で、容子の祖母である富永松代が店頭に置いている知恵の輪へ行き着く。その知恵の輪が解かれ、輪が欠けた時に明かされる真実は敢えて書かずにおくが、その怪しげなファンタジーは佐村河内守の独特の音楽と相まって、今時なかなかお目にかかれないATG時代の実相寺昭雄監督の作風を彷彿とさせる。


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法主の屁理屈

2013-04-09 00:11:29 | Weblog

総連本部落札僧侶「日本が被害に遭わないため」(読売新聞) - goo ニュース
“永田町の怪僧”は「天文館」の常連…最福寺の池口法主は「来る者、拒まない」と言った(産経新聞) - goo ニュース
朝鮮学校への防犯ブザー配布中止を撤回…町田(読売新聞) - goo ニュース

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地・建物を競売で

落札した鹿児島市の宗教法人「最福寺」の代表、池口恵観(えかん)法主(ほっす)は、先月

26日の落札以来、抗議の電話や手紙が多く寄せられているようだが、「別に動じません」

と相手にしないようで、それは僧侶として当然の振る舞いだとしても、北朝鮮最高人民会議

の常任副委員長らから「中央本部は大使館。失うと戦争になる」と言われて解決を依頼され

たとし、「落札は日本が被害に遭わないようにするため。施設内に分寺をつくり、残りを朝鮮

総連に貸すつもりだ」と話しているが、日本人の抗議は無視しても「失うと戦争になる」という

北朝鮮の脅しには屈してしまっているところが何とも情けない。朝鮮総連の中央本部が

関係者以外の在日朝鮮人に対して何の利益にも与していないことを知らないはずはない。


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