goo blog サービス終了のお知らせ 

MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『相棒シリーズ X DAY』

2013-04-11 22:36:36 | goo映画レビュー

原題:『相棒SERIES X DAY』
監督:橋本一
脚本:櫻井武晴
撮影:笹村彰
出演:川原和久/田中圭/国仲涼子/関めぐみ
2013年/日本

 相棒シリーズで長年のメインキャストだった杉下右京と亀山薫のそれぞれのキャラクターを逆にしたような伊丹憲一と岩月彬がメインを務める本作は、燃えながら落ちていく一万円札のイメージから始まる。その一万円札と共にビルから落下した東京明和銀行に勤務している中山雄吾の死体を巡る捜査は、とりあえず警視庁刑事部長の内村完爾がすするラーメンの麺の上昇のイメージに引っ張られるように、警視庁組織犯罪対策課がヤクザ組織のガサ入れのためにビルの非常階段を上っていく別の捜査に取って代わられる。‘上昇’というイメージが正義の行使として信じられているからであろうが、捜査は行き詰まってしまい、それに異を唱えるのがロンドンに滞在している杉下右京で、片山雛子に電話をしながら杉下は階段から降りてくるのである。朽木貞義を追いかけながら伊丹と岩月はビルの非常階段から降りていくことになり、善悪の区別がつかない中で、伊丹が朽木を逮捕した時には、一万円札が上昇と下降を繰り返しながら舞い上がっているのであるが、それは殺された中山が自宅に所持していた水槽の中で揺蕩っているクラゲが既に体現していたのである。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

関西人気質が招く悲劇

2013-04-11 19:11:14 | Weblog

神戸大生、USJで迷惑行為 ネットで自慢し「炎上」(朝日新聞) - goo ニュース
USJへの迷惑行為、同志社大生も運行止める(読売新聞) - goo ニュース
USJ迷惑問題 関西外大生も加担か 神戸大、同志社大に続き(産経新聞) - goo ニュース

 大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の悲惨さは、神戸大文学部2年

の19歳男子学生のみならず、同志社大の男子学生や関西外国語大学の外国語学部2年

の19歳男子学生など決して無名の大学ではなく、寧ろ優秀と謳われている大学の学生に

“弄ばれて”いることである。彼らが友人同士なのかどうかは分からないが、彼らのターゲット

となったアトラクションは「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」と「ペパーミントパティのスタント・

スライド」というライド・アトラクションらしい。しかしアトラクションでテンションが上がった末の

暴挙というよりも、ネットを通じて“武勇伝”を披露出来るようになったという要因の方が強い

と思う。東京ディズニーランドにおいても似たような話があってもおかしくないと思うが、

そのような話を聞かないところを見ると、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の本当の悲劇

さは関西に建ててしまったことに尽きるだろう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする