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MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ラストスタンド』

2013-04-28 23:51:01 | goo映画レビュー

原題:『The Last Stand』
監督:キム・ジウン
脚本:アンドリュー・クノアー
撮影:キム・ジヨン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/ロドリゴ・サントロ/フォレスト・ウィテカー
2013年/アメリカ

共和党のシュワルツェネッガー

 元ロサンゼルス市警察の麻薬捜査課精鋭部隊に所属していた主人公の レイ・オーウェンズは現在、アリゾナ州のソマートンの保安官として働いている。片田舎であるがゆえに大事件が起こることがなく、暇で体を持て余す若いジェリー・ベイリー副保安官がレイにロサンゼルス市警への転勤を頼むシーンをきっかけにシーンは、そのロサンゼルスに移り、ラスベガスの麻薬王であるガブリエル・コルテスの大胆な逃走劇が始まり、ソマートンで起きた一人の老農夫の殺人事件と交互に描かれ、やがて2つの規模が異なる事件が一つにつながっていくというストーリー展開は悪くはない。クライマックスで老いたシュワルツェネッガーが体を張って相手と戦うシーンもグダグダであるがゆえにリアルである。
 ストーリー展開よりも私が気になったことは、「武器博物館」を運営している銃器マニアのルイス・ディンカムを仲間に引き込んで、様々な銃器を乱射する時、俳優シュワルツェネッガーというよりも、ド派手なデモンストレーションによって、銃器の所持の必要性を訴え続ける共和党出身の政治家としてのシュワルツェネッガーの顔を覗かせてしまったように見えたことである。


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「屈しない」を噛む気の弱さ

2013-04-28 00:06:48 | Weblog

 「脅しに屈しない自由確保」…首相、靖国で(読売新聞) - goo ニュース
歴史認識「歴代内閣と共通」=安倍首相、沈静化図る(時事通信) - goo ニュース

 安倍晋三首相は24日の参院予算委員会で、麻生副総理ら閣僚3人による靖国神社参拝

に中国と韓国が反発していることについて、「尊い英霊に尊崇の念を表するのは当たり前の

ことであり、閣僚がどんな脅かしにも屈しない自由は確保している」と述べ、さらに「歴史や

伝統の上に立った私たちの誇りを守るのも私の仕事だ。それをどんどん削れば関係がうまく

いくという考え方は間違っている」と強調しながらも、26日午前の衆院内閣委員会で、歴史

認識に関し、1995年の村山富市首相談話については「継承するとかしないとかという

ことではない」と語りながら、「わが国はかつて多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に

対して多大な損害と苦痛を与えた。その認識において安倍内閣は歴代の内閣と共通の

立場だ」と述べてしまい、明らかにトーンダウンしてしまっている。こうなることが予想できた

根拠として、24日の答弁で肝心要の言葉を「クシュ、クシュ、屈しない」と噛んでしまって

いたからで、大概、弱虫が強がった結果はろくでもないものである。


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