MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ハッシュパピー バスタブ島の少女』

2013-04-22 23:36:47 | goo映画レビュー

原題:『Beasts of the Southern Wild』
監督:ベン・ザイトリン
脚本:ルーシー・アリバー/ベン・ザイトリン
撮影:ベン・リチャードソン
出演:クヮヴェンジャネ・ウォレス/ドワイト・ヘンリー
2012年/アメリカ

悲しみの和解

 南ルイジアナ州の沼沢地の入り江に「バスタブ島」と呼ばれるコミュニティがあり、そこの住人は堤防を挟んだ向かい側の先進文化を拒絶して生きている。早くに母親を亡くしていた5歳のハッシュパピーは、何故か娘を「ボス」と呼ぶ父親のウィンクと一緒に暮らしていたが、体調がすぐれないせいもあって家に戻らない時もあり、癇癪持ちの父親に似たハッシュパピーは鍋の火力を上げて火災を起こし、自宅を全焼させてしまう。
 そんなある日、嵐がバスタブ島を襲う。嵐が去った後に、助かったハッシュパピーとウィンクは島を巡って生存者を探し始める。島の海水がなかなか引かないためにダイナマイトで堤防を破壊するものの、海水が引いた後の島は壊滅状態だった。やがて関係当局から避難命令が発動され、生き残った住人たちは避難シェルターに強制的に移動させられるのであるが、ハッシュパピーは避難民たちと、病床に臥せっていたウィンクも連れて「Old Glory(古い栄光)」というバスに乗ってバスタブ島に戻る。ハッシュパピーは友人4人と共に母親を探す旅に出る。海で泳いでいると「Glumpy(気難しい)」という名のボートの船長に引き上げられて、事情を聞いた船長はハッシュパピーたちを海に浮かぶナイトクラブに連れて行く。確かにそこでは多くの女性が働いており、ハッシュパピーたちはつかの間の‘母親のぬくもり’を堪能することになる。ハッシュパピーたちはそこで働きながら暮らすことも出来たのであるが、ハッシュパピーたちは敢えて‘楽園’を捨ててバスタブ島に戻るのである。
 作品の中にしばしば出てくるオーロクスと呼ばれる野牛たちのイメージは、バスタブ島を襲う様々な災難の象徴であり、クライマックスで小さなハッシュパピーが大柄のオーロクスと対峙し、‘和解’するシーンは、結局、ウィンクの白血病が治ることはなく亡くなってしまうとしてもハッシュパピーのみならず、住人たちの「自然」を受け入れるという「南部未開地」で生きる覚悟が感じられるのである。


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朝の顔と番組内容

2013-04-22 00:00:58 | Weblog

1日の始まりを告げる“朝の顔”ランキング、男性司会者が1、2フィニッシュ(ORICON STYLE) - goo ニュース

 1位の桝太一も2位の加藤浩次も3位の加藤綾子も4位の生野陽子も6位の関根麻里も

好きな方であり、“朝の顔”と認めることにやぶさかではないが、日本テレビ系の「ZIP」も

「スッキリ」も、フジテレビ系の「めざましテレビ」もほとんど見ることはない理由は、朝の

番組を司会者の“顔”で選んでいないからで、「ZIP」も「スッキリ」も「めざましテレビ」

も私にはポップ過ぎて、面白いと感じないのである。結果的に、TBS系「朝ズバッ」の、

みのもんたの暑苦しい顔を見る羽目に陥っている。寝起き早々に見る顔ではない事は十分

承知しており、美馬怜子で一息つくような状態なのであるが、余り興味の無い芸能情報が

少ない番組を選んでいるとこのような有様になった次第である。


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