寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

福山市鞆町・平地区(後編)

2012年01月20日 | 
少年時代鞆へ農作業のてごをしに行く(≒手伝いに行く)のが楽しみだった。福山城下町にはない二つ目信号が見られたし、言葉や文化が全然違っているのが面白かったのである。

下町育ちの私は平(ひら)の男の会話を聞いて「なんであの人らは喧嘩しよーん?」と大人に尋ねたものだった。「喧嘩はしょーらん。普通にしゃべっとんじゃ」との地元のおっさんの説明に周囲はニヤニヤするばかり、決して怒られることはなかった。

言葉は確かに荒いが、根は優しい(実はシャイな)住民が多かったと記憶する。戦前から戦後の数年間は漁業で栄えた土地柄のため(鉄鋼団地で働く)元漁師は魚の味にはとりわけうるさく幼い私に多大な影響を及ぼした。私が料理に目覚めた原点は鞆だと言ってもよいかもしれない。

昭和二年の廣島県沼隈郡鞆町の地図(あき書房による復刻)より平地区周辺を拡大

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酒飲み用の甘酒にニンマリ

2012年01月20日 | 食材
江戸時代、特に夏場に庶民が栄養補給に飲んだ甘酒は米麹から作られる。アルコール分がないため子どもでも大丈夫である。

私のような酒飲みはアルコール分の残った酒粕でわざわざ甘酒を拵える。粕を水でのばして加熱し砂糖と少量の塩を追加。ほんのり甘さをつける位でよい。

固形物の多い甘酒を飲み干すと体が芯から温まり清酒以上に満足感が得られる。寒の時期は十分玉子酒の代わりになる。仕上げに生姜の絞り汁を加えると飲み口がすっきりすることを付け加えておく。

ハクツル特撰酒粕を使ったレシピ集(充填袋の裏面に印刷されていた)

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