寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

福山市営渡船場から平成いろは丸に乗る

2012年01月27日 | 
海岸通りの防潮堤に座り釣り糸を垂れる爺さん。鞆の浦ではごく普通の光景である。私は福山市営渡船場に向かい往復切符(240円)を買い着いたばかりの平成いろは丸に乗り込んだ。

福山市営渡船・平成いろは丸

福山市鞆町の本瓦造船株式会社の銘板

平成いろは丸は市営渡船で地元の本瓦造船株式会社が建造したものである。私は客室を通過しデッキに出て海原を眺めた。まもなく船は出港し心地よい風が額の汗を吹き飛ばした。

福山市営渡船場を出港した平成いろは丸から福禅寺對潮楼を望む

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広島県の主要三都市の連携強化を心から望む

2012年01月27日 | 日記
安芸国城下町の広島市(県庁所在地であり中国地方最大の政令指定都市)、備後国城下町の福山市(中核都市)、軍港として発展した呉市が県内の主要三都市である。私は18歳まで福山市で育ち、屑高校卒業後、大学時代の約半分を広島市で過ごし、専門課程に進んでからは呉市とも縁があった。だから各都市の長所短所を熟知している。

呉市の警固屋と音戸町を結ぶ音戸渡船

昨年私は呉市に何度も足を運び官民双方が観光PRに相当力を入れていることを肌で感じた。観光という面で福山市はかなり遅れをとっていると思うが、呉市の取り組み(観光案内所の充実など)を参考にすればもっともっと県外からお客さんを呼び込むことはできると思う。名所はたくさんあるのに知名度が低いのは情報発信の方法に問題があり、おもてなしの精神が未熟ということである。

特に役所に勤める人間は他の街を積極的に(自費で)見に行き「故郷に欠けているものは何か」を悟るべきだ。そういう意味でも広島市、福山市、呉市の間での人材交流・連携強化が望まれる。今年は平清盛ブームで観光客が県内に押し寄せており莫大な収益が見込まれる。

平家一門の盛衰の跡を辿るには、廿日市市の宮島、呉市の警固屋・音戸町を観光した後、福山市の沼隈町中山南・鞆町後地まで足をのばすのがおすすめだ。

瀬戸内マリンビュー

JR西日本が瀬戸内マリンビュー(広島~呉~三原)の拡大版である清盛マリンビュー(宮島口~広島~呉~三原)を土日・祝日に走らせているので旅行者にはぜひ利用して欲しい。マリンビューは美しく穏やかな瀬戸内海を一望できる呉線のルートを走る。途中の停車駅である竹原忠海も訪れたいのであれば最低でも3日は必要と助言しておこう。

※冒頭の画像は明治後期に発売された着色絵葉書(宮島)の実逓便

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