酒肴・魚卵（真子）の煮付け

魚の子（いわゆる真子）の煮付け法は２通りある。つまり薄味仕立てと甘辛味仕立てだが、前者は酒肴、後者は飯のおかずと考えてもらうとよい。

私が作るのは酒肴の方である。真子は少し水に浸けて血抜きし食べやすい大きさに切る。そして霜降り処理を施し丘上げする（水気を切り味が染みやすくする）。

行平鍋に水・酒・味醂（好みで出汁も）を入れて沸かし霜降りした魚卵を加えアクをすくう。薄口醤油（と濃口醤油を少々）を数度加えて味を調整。火を止める少し前に針生姜を入れるとすっきりした味わいとなる。

この状態で味が薄いと感じても自然冷却の過程で卵に味が浸透する。魚卵のプチプチ感を堪能し酒で舌を洗う。卵はタラ、ハマチ、鯛などが求めやすいが鰆（サワラ）を使っても逸品が出来る。

電車内で化粧する人たち

電車の中で化粧直しする女性が目立つ。車の運転中に髭を剃るおっさんと同じくらい格好が悪い。他人に少しでも美しく見せようという気持ちは理解するが、家でやるべき事柄だろう。

恥じらいを忘れた日本人が増えるのは困ったものである。子どもの教育上よろしくない点についてもお忘れなく！