青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

想い出がいっぱい

2005年02月14日 22時16分32秒 | 日常
仕事中、車を小学校の裏路地に止め、缶コーヒーのフタをブシュっと開けワンブレイクをかましていると、体育館から音楽が聞こえて来た。
どうやら卒業式の練習のようだ。

♪古いアルバムの中に 隠れて 想い出がいっぱい
♪無邪気な笑顔の下の 日付は 遥かなメモリー…

そう言えば、早いものでもうあと一ヶ月で卒業式のシーズンだよな。まだ寒いけど。
小学校で「想い出がいっぱい」って言うのは少しマセた選曲のような気もするが…(笑)。

1982年の曲なのに、まだこうして卒業の時期になると歌われているんだなあ。確かあだち充の漫画のテーマソングだったような希ガス。ちょっと切なげなメロと、青春のリビドーを必死に隠し爽やかにキメている意気地なしの男の歌詞が、いかにもな青春ソングっぽくていいよね。見方がうがってるかも知れないけど(笑)。
「My21世紀に残したい名曲」の中にはエントリー必須の曲じゃないでしょうか。

こういう曲を、10代後半から20代前半の時は「いいね」なんて口が裂けても言わなかった気がする。大人になると言う事は、昔は許せなかった事が「まあ、ええやん。」って思えるようになる事らしい。人によってはそれを妥協と言うのかも知れないが(笑)。

例えば「ファンタスティポ」って曲ありますよね(わかんなかったらググれ)。TOKIOの国分太一とKinki Kidsの堂本剛のユニット(トラジ・ハイジね)が歌っているわけだが、こんなん20代前半だったら確実に「ケッ」の一言で片付けてましたよ。でも、PVの二人が楽しそうにしてるの見たら「二人とも楽しそうだしまあ、ええやん。」って素直にそう思うようになりました。こんなんで大人を実感しているのは自分だけかも知らんが(笑)。
まあ、そんな感じ。

「想い出がいっぱい」や「ファンタスティポ」を「いいよね」と言えるようになった自分。
遅ればせながら大人の階段を登っているのかもしれないなあ(笑…まだまだガキっぽいって)。
コメント
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