青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

読者からのおたよりリターンズ

2007年11月04日 21時48分49秒 | 日常
何だか昨日のブログで西城秀樹に付いて熱く語ってみたら、見知らぬ謎の読者様より「もっとやれ」と言う煽り(笑)を食らったので、昨日に引き続きヒデキの事に付いて書いてみる事にするw

つか、このブログにどうやってたどり着いたのだろうか。
まあ、書いたの昨日だから「西城秀樹」と検索すると新しい記事の中に入るんだろうが…
ともあれ、見知らぬ人のリクエストにお答えするのも悪くない。ネタのない時は、お題を出された方が書きやすかったりするもんだw

えーと、昨日の話の続き。
「白い教会」と言う曲が一番嫌いだったと書いたが、その曲の歌詞がいくらググっても出て来ないんだよね。何でだろ。あのヒデキの悲壮な慟哭が、青少年に有害だと判定でもされたのだろうかw
この曲で1975年の紅白歌合戦にも出てるみたいなんだけどねえ。

♪二人が結んだ 愛の絆を 大人は無理やり なぜ引き裂く
♪ああ 僕の全て ああ 血を流して 鳩が飛ぶ

確かサビはこんな感じだった。鳩が血流したら飛べないだろとw
ストーリーとしては、好き合った二人が引き裂かれて、女性は男の都合で他の人と結婚させられてしまう。結婚式の女性はブーケを抱いて泣いており、それを見てどうすることも出来ないヒデキ惨劇、とそんな感じですwこれが郷ひろみだと結婚式の直前に女性をさらって大脱走、当日の花嫁は樹木希林にすり替わっていて…みたいなコミカル路線に行く気がするな。何となくだが。

愛の十字架→白い教会とキリスト教の観念を歌詞に入れた作品だったようで、この辺りの「慟哭ラッシュ」がいわゆる「絶唱のヒデキ」のイメージに大きく関わっているようです。だいたい詞を書いてるのが安井かずみとたかたかしだからね。つか、こんな深刻な内容の歌詞を書いてる人間の名前が「たかたかし」ってふざけた名前だなあと当時思っていた事を付け加えておく。昭和の大作詞家に向かって恐れ多いのだがw

この曲と、「ちぎれた愛」「愛の十字架」を合わせた初期ヒデキ慟哭の三部作(勝手に命名)では、内省的でストイックな叶わぬドロドロの純愛に泣き叫ぶヒデキ、と言う世界が固まってるんだが、こっから作詞するのが阿久悠になると「君よ抱かれて熱くなれ」「ジャガー」「若き獅子たち」「ラストシーン」「ブーメランストリート」「セクシーロックンローラー」「炎」「ブルースカイブルー」と性格がコロッと変わり、愛に生きつつもドロドロ感がなくなってちったあ強い男に育ったのかなと言うような歌に変貌している。あと、この辺りから年上の人との不倫をテーマにした曲(ラストシーンとかブルースカイブルーとか)があったりして、やっぱり報われてないのだが。ヒデキの歌に幸せは似合わないって事なんですかね。
阿久悠さんが亡くなった時に、生前の話がラジオで流れていたのだが、この辺りの曲は「ヒデキを大人の男にする」と言うテーマで作詞をしていたらしい。

あと、「ヤングマン」とか「俺たちの時代」とかバカ明るい青春歌謡みたいのもあるんだけど、ヒデキの曲の中ではあまり好きではなかったですね。自分が語れるのは阿久悠作品よりちょっと後、「抱きしめてジルバ」とか「ギャランドゥ」くらいまでですか。その後のヒデキの曲は実家で流れる機会があまりなかったので知らないんだよねw

ちなみに「ギャランドゥ」とは、今でこそ男の腹毛の事を差すらしいが(笑)作詞したもんたよしのり曰く「意味のない言葉で、語感として使っただけ」なんだそうな。一応「Gal and Do(かわいいねーちゃんとヤッちまいな)」みたいな意味を後付けで考えたと言う事をラジオで聞いた。

何だかツラツラと書いてみたが、結構意外にヒデキマニアだった事に気が付いたw
幼少時の経験ってのは恐ろしいなw

ってな訳で、こんなものを注文してみたいと思っている俺ガイル
コメント (4)
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秋の一日 ヒデキカンゲキ

2007年11月04日 00時43分06秒 | 日常
いやー、今日は一日、ようつべの西城秀樹の映像にハマってしまったw

話せば長いようで短い話だが、私の幼少のみぎり(1980年代初頭)、我が家では日常のBGMとして常に西城秀樹のベストヒットが流れていた。母親が大ファンであったのでね。

当然「土曜の朝はモーニングサラダ」で始まる我が家(分かる人はリアルでオッサンだろうがw)。ヒデキの名曲の数々と絶唱は、私には母親の家事仕事とともに思い出される。三つ子の魂百までと言ったところか、ヒデキのシングルカバーならたぶんカラオケで30曲以上は歌えると思う。
幼稚園の頃だったか、母親に今はなき後楽園球場の西城秀樹のコンサートに兄弟まとめて連れて行かれ、クレーンで宙吊りになったカゴの中で熱唱するヒデキの姿を鮮明に覚えている。ちなみに、それが現在のところ最初で最後のアーティストのコンサート参戦でもあるのだが(笑)。

ヒデキと言えば、昭和でも三本はどうだか分からないが五本の指には間違いなく入る男性アイドル歌手であるとも思う。しかしながら、単にアイドルと言うだけでなくて、その完成された世界観を持っていた。まあ、子供心に刷り込まれるほど「ヒデキ節」は刺激的過ぎたと言えよう。
ちなみに、子供の私にはヒデキの持ち味である悲壮に暗い怨念こもる絶叫が大嫌いだった。代表的なのは「傷だらけのローラ」なんだろうけど、ローラはまだまだ明るい方であって、自分は「ちぎれた愛」「愛の十字架」「白い教会」あたりが嫌いだった。特に「白い教会」は、聞いてて何か寒気がするような怖さがあったのを覚えている。

ヒデキの曲では、「歌の途中でセリフが入る」ってのが子供心に画期的だったんだが、その中でも印象に残るのは「ジャガー」かな。

(以下セリフ原文)
君が死んだら俺も死ぬ でも俺が死んでも君は死ぬな
君一人でも愛は生きる 俺一人では愛は死ぬ
しゃべるな何もいうな 
目を見ろ 何が見えた 炎が見えたか
君を愛する 炎が見えたか
さあ来い 飛んで来い 抱いてやる! 抱いてやるぅぅぅぅぅぅ!!!(絶叫)

いやぁ、これは当時のヒデキ・ファンならずとも目の前でヤラれたら軽くイッてしまうのではないかと(笑)。これぞヒデキ・ワールドの真骨頂。この間カラオケで披露したら、40代以上のパートのオバちゃんスタンディングオベーションでしたがw
あ、前述の「白い教会」における「涙なんか、涙なんか、バカヤロォォォォ~!!!!!」も秀逸だけどね。

改めてようつべで見たが、ヒデキがカッコ良過ぎる件w

その他にも「情熱の嵐」「君よ抱かれて熱くなれ」「ブルースカイブルー」「炎」「セクシーロックンローラー」とまあ一回のブログでは語りつくせないので、また今度気が向いた時にヒデキに付いて語ってみようかw
コメント (1)
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