昨日の続き。
年末進行でサクサクいってみよ~。
●越後湯沢(12:11発)~六日町(12:41着)
越後湯沢からは上越線1735M列車・長岡行。お昼時なので駅弁でも買って乗ろうかなあと思ったのだが、あったかいものが食べたくなったので立ち食いそば屋でまいたけ天ぷらそば。やっぱりこの辺りは「雪国まいたけ」ですか。駅の立ちそば屋の割にはまあまあ美味かった。
いつもは越後中里始発のこの列車は、冬季期間中だけ水上から国境を越えてやって来る。上越新幹線が開通して以降、水上~越後湯沢間は日中3~4時間は平気で列車の来ない閑散線区でもあります。そして18きっぱーの関門でもあります(笑)。列車は魚野川の作る平野を、まだスキーをするには雪の少ない山を見つつトロトロと進む。
●六日町(12:41発)~十日町(12:55着)
そのまま長岡まで乗ってても良かったんだけど、車窓風景は平凡極まりなくなんだか退屈を催して来た。時刻表を調べて六日町で降り、ここから分岐する北越急行ほくほく線に乗り換え。北越急行はこの六日町から日本海沿岸の犀潟(さいがた)までを東頸城の丘陵をぶった切るがごとくストレートに建設された。1997年に開通したこの短絡ルートにより、東京~金沢間は4時間で結ばれる事となる。
接続するのは北越急行836M・虫川大杉(むしかわおおすぎ)行。車両は北越急行HK-100型で、新潟トランシス㈱謹製。そう言や先月の天浜線でも新潟トランシス製の車両に乗ったなあ。道理でデザインが似ている訳だ。六日町始発のこの列車に乗り込んだのは地元の高校生と私を含め4~5人のみ。まあ東京と北陸の間を結ぶ幹線だけど、実際走っているのは豪雪の過疎地帯だからねえ…普通列車は閑散としたもん。
六日町を出た列車は、いきなり高規格の高架路線に入りグングンとスピードを上げる。ナリはちっこいが、京急とタメを張るような物凄いダッシュ力に驚く(笑)。まさに車窓風景は「畑も飛ぶ飛ぶ家も飛ぶ」状態。何とこの路線を走る「特急はくたか」の最高速度は160km/h、普通列車も110km/hで走る日本一のスピード路線だそうな。ちなみにほくほく線のキャラクターは雪ウサギ。「ほっくん」と言うらしい。雪の上をカッ飛ぶイメージだとしたら、ピッタリ?
●十日町(13:29発)~越後川口(13:57着)
ほくほく線はあっという間に15分で十日町到着。18きっぷは使えないので290円を払って精算。こっからは飯山線185D列車・越後川口行。30分の待ち合わせだが、一日10往復の区間ならまずまずの接続かねえ。車両は東日本の非電化ローカル線を味気なくした功労者として誉れも高いキハ110系の単行(笑)。まあ昔はキハ28とか58が同じ事を言われていたのだろうと思えば腹も立たないかな。お出掛けの親子連れとおっさんリーマンと私の4名で十日町をどよーんと発車。ダッシュ力はさすがに雲泥の差だw
ワンマン列車なので車掌はおらず、車両後方のデッキを占領して流れて行く車窓を眺めてみる。線路沿いの防雪林と、屋根を急角度で切った雪国らしい家々の連なる農村地帯を真っ直ぐに線路が伸びている。魚沼中条、下条、越後岩沢、内ヶ巻と、途中から乗る客は一人もいませんでした。さっき六日町で別れた魚野川を渡り、越後川口着。
●越後川口(14:03発)~長岡(14:26着)
お次は上越線1737M列車・長岡行。再び新潟色115系。2回目なので特に感想なし(笑)。越後川口で魚野川と合流し、川幅を広げる信濃川に沿って走る。車窓に妙に新築の家が増えて来た。場違いに見える新しい家は、当然今もなお残る中越地震の爪痕なんだろうなあ…と言う訳で長岡着。ちなみにブルーは信越本線用の115系直江津行きです。上越は緑、信越はブルーとカラーリングを使い分けてるのかな?
●長岡(14:38発)~新津(15:33着)
長岡からは信越本線445M列車・新潟行。みたび新潟色115系。3回目なので特に(ry
長岡からはそれなりに車内も埋まり、一般的な郊外電車の様相。朝から雨や曇りの天気だったのだが、越後平野に出てやっとこ晴れ間がのぞいて来た。結婚式帰りのヨッパオヤジどもがボックス2個を占領して大声でわめく中を発車(笑)。まあ、飲んだら乗らないと言う事でいいんじゃないでしょうかw
車窓に広がる越後平野、12月だというのにまーったく雪がありません。冬の新潟ってこんなもんなんでしょうか。右手に遠く見晴るかす守門岳が輝いています。東三条までに三々五々とヨッパ軍団が下車するごと静けさが車内にやって来て、加茂を出る頃には車内はガラガラ。ボックス席で足を投げ出し、暖かい午後の陽射しにウトウトしているとへんしうちょからメル。そう言えば今日は有馬記念。結果を受け取ったのは新津の手前、矢代田駅でしたw
マツリダゴッホかよ!
●鉄道の町・新津
首都圏にお住まいで、JRを使っている皆様、毎日通勤ご苦労様です。
さて、皆さんが乗っているあの電車、この電車、どこで生まれているか知っていますか?
まあ、モノによっては違うんでしょうが、だいたいここ新津にある「JR東日本・新津車両製作所」で製作されているんですねえ(新津工場生産ラインナップ)。現在は新潟市に編入され、新潟市秋葉区となってしまった旧・新津市は、日本海縦貫線の重要ポイントであり、「西の米原・東の新津」と言われた鉄道の町として発展した町でもあります。
「秋葉区の中の新津地域は、JR信越本線・羽越本線・磐越西線の交差する日本海側の鉄道の要衝として発展してきました。旧国鉄の機関区や電務区、車両工場などの現場機関が多く設置されたこともあり、鉄道と市民生活は深く関わっていました。最盛期には客車400両、蒸気機関車60両を有する一大鉄道基地となり、また市内勤労者の4人に1人は鉄道関係者であるとさえ言われていました。(新潟市秋葉区HPより)」
さて、次回はそんな新津でぶらり途中下車。
続く。
年末進行でサクサクいってみよ~。
●越後湯沢(12:11発)~六日町(12:41着)
越後湯沢からは上越線1735M列車・長岡行。お昼時なので駅弁でも買って乗ろうかなあと思ったのだが、あったかいものが食べたくなったので立ち食いそば屋でまいたけ天ぷらそば。やっぱりこの辺りは「雪国まいたけ」ですか。駅の立ちそば屋の割にはまあまあ美味かった。
いつもは越後中里始発のこの列車は、冬季期間中だけ水上から国境を越えてやって来る。上越新幹線が開通して以降、水上~越後湯沢間は日中3~4時間は平気で列車の来ない閑散線区でもあります。そして18きっぱーの関門でもあります(笑)。列車は魚野川の作る平野を、まだスキーをするには雪の少ない山を見つつトロトロと進む。
●六日町(12:41発)~十日町(12:55着)
そのまま長岡まで乗ってても良かったんだけど、車窓風景は平凡極まりなくなんだか退屈を催して来た。時刻表を調べて六日町で降り、ここから分岐する北越急行ほくほく線に乗り換え。北越急行はこの六日町から日本海沿岸の犀潟(さいがた)までを東頸城の丘陵をぶった切るがごとくストレートに建設された。1997年に開通したこの短絡ルートにより、東京~金沢間は4時間で結ばれる事となる。
接続するのは北越急行836M・虫川大杉(むしかわおおすぎ)行。車両は北越急行HK-100型で、新潟トランシス㈱謹製。そう言や先月の天浜線でも新潟トランシス製の車両に乗ったなあ。道理でデザインが似ている訳だ。六日町始発のこの列車に乗り込んだのは地元の高校生と私を含め4~5人のみ。まあ東京と北陸の間を結ぶ幹線だけど、実際走っているのは豪雪の過疎地帯だからねえ…普通列車は閑散としたもん。
六日町を出た列車は、いきなり高規格の高架路線に入りグングンとスピードを上げる。ナリはちっこいが、京急とタメを張るような物凄いダッシュ力に驚く(笑)。まさに車窓風景は「畑も飛ぶ飛ぶ家も飛ぶ」状態。何とこの路線を走る「特急はくたか」の最高速度は160km/h、普通列車も110km/hで走る日本一のスピード路線だそうな。ちなみにほくほく線のキャラクターは雪ウサギ。「ほっくん」と言うらしい。雪の上をカッ飛ぶイメージだとしたら、ピッタリ?
●十日町(13:29発)~越後川口(13:57着)
ほくほく線はあっという間に15分で十日町到着。18きっぷは使えないので290円を払って精算。こっからは飯山線185D列車・越後川口行。30分の待ち合わせだが、一日10往復の区間ならまずまずの接続かねえ。車両は東日本の非電化ローカル線を味気なくした功労者として誉れも高いキハ110系の単行(笑)。まあ昔はキハ28とか58が同じ事を言われていたのだろうと思えば腹も立たないかな。お出掛けの親子連れとおっさんリーマンと私の4名で十日町をどよーんと発車。ダッシュ力はさすがに雲泥の差だw
ワンマン列車なので車掌はおらず、車両後方のデッキを占領して流れて行く車窓を眺めてみる。線路沿いの防雪林と、屋根を急角度で切った雪国らしい家々の連なる農村地帯を真っ直ぐに線路が伸びている。魚沼中条、下条、越後岩沢、内ヶ巻と、途中から乗る客は一人もいませんでした。さっき六日町で別れた魚野川を渡り、越後川口着。
●越後川口(14:03発)~長岡(14:26着)
お次は上越線1737M列車・長岡行。再び新潟色115系。2回目なので特に感想なし(笑)。越後川口で魚野川と合流し、川幅を広げる信濃川に沿って走る。車窓に妙に新築の家が増えて来た。場違いに見える新しい家は、当然今もなお残る中越地震の爪痕なんだろうなあ…と言う訳で長岡着。ちなみにブルーは信越本線用の115系直江津行きです。上越は緑、信越はブルーとカラーリングを使い分けてるのかな?
●長岡(14:38発)~新津(15:33着)
長岡からは信越本線445M列車・新潟行。みたび新潟色115系。3回目なので特に(ry
長岡からはそれなりに車内も埋まり、一般的な郊外電車の様相。朝から雨や曇りの天気だったのだが、越後平野に出てやっとこ晴れ間がのぞいて来た。結婚式帰りのヨッパオヤジどもがボックス2個を占領して大声でわめく中を発車(笑)。まあ、飲んだら乗らないと言う事でいいんじゃないでしょうかw
車窓に広がる越後平野、12月だというのにまーったく雪がありません。冬の新潟ってこんなもんなんでしょうか。右手に遠く見晴るかす守門岳が輝いています。東三条までに三々五々とヨッパ軍団が下車するごと静けさが車内にやって来て、加茂を出る頃には車内はガラガラ。ボックス席で足を投げ出し、暖かい午後の陽射しにウトウトしているとへんしうちょからメル。そう言えば今日は有馬記念。結果を受け取ったのは新津の手前、矢代田駅でしたw
マツリダゴッホかよ!
●鉄道の町・新津
首都圏にお住まいで、JRを使っている皆様、毎日通勤ご苦労様です。
さて、皆さんが乗っているあの電車、この電車、どこで生まれているか知っていますか?
まあ、モノによっては違うんでしょうが、だいたいここ新津にある「JR東日本・新津車両製作所」で製作されているんですねえ(新津工場生産ラインナップ)。現在は新潟市に編入され、新潟市秋葉区となってしまった旧・新津市は、日本海縦貫線の重要ポイントであり、「西の米原・東の新津」と言われた鉄道の町として発展した町でもあります。
「秋葉区の中の新津地域は、JR信越本線・羽越本線・磐越西線の交差する日本海側の鉄道の要衝として発展してきました。旧国鉄の機関区や電務区、車両工場などの現場機関が多く設置されたこともあり、鉄道と市民生活は深く関わっていました。最盛期には客車400両、蒸気機関車60両を有する一大鉄道基地となり、また市内勤労者の4人に1人は鉄道関係者であるとさえ言われていました。(新潟市秋葉区HPより)」
さて、次回はそんな新津でぶらり途中下車。
続く。