青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

マコも我が家にやって来た

2007年12月11日 22時44分42秒 | 日常
アマゾンからの贈り物。

これまたPCにぶっ込んでアタマっから聞いてますが、やっぱ石野真子はアイドルとしての活躍が70年代にかかってるせいか、歌謡が70年代だなあと思う。音楽のテイストがキャンディーズっぽいんだよね。「春ラ・ラ・ラ!」とかね。作曲が森田公一と言われたらそんな感じの青春時代の真ん中サウンド。

ちなみに真子さん、当然私は全盛時を知らない訳でありますが、当時はかなりの人気があったらしい(アイドル親衛隊の元祖は石野真子親衛隊だそうだ)…「美人」か「かわいい」か、で言ったらかわいい部門の人なんだろうけど、そんなにかわいいですかね(笑)と言う感じ。今の方がくどさが抜けていいです。

じゃー何でそんなに人気があったのよ、と。
アイドルと言うスタンスからこの人を評価する場合は、ただCDを聞いたりジャケットを見ながらじゃなくて、動いてる映像を見ないと真価は分からないかもしれないなあ。真子さんの魅力は大胆かつ臆面もない素っ頓狂で大胆な振り付けだろう。やぼったくバタ臭いくらいのアイドル真子さんにはこんくらいやらないと、的な強烈な味付け。前回紹介した「私の首領」もそうだし、「ハートで勝負」ではサビでスカートから出したカードを切り、「ワンダー・ブギ」ではなんだか良く分からない決めポーズ…
それらは今見ると壮絶にダッセエ(笑)訳だが、これが見続けているとどうにも心地よくなってくる麻薬的な振り付けと思える。もともとバタ臭く思える真子さんのビジュアルをバターケーキとすると、それにアイスクリームを乗せたコメダコーヒーのシロノワールみたいなもんか。

さらに、阿久センセの歌詞も、

♪クジラの背中の上で/ビキニの娘が踊る
♪ゆらゆら揺れてる胸に/カモメが見とれて落ちる
♪仲間のカモメが怒り/娘のビキニを外す
♪パパイヤみたいな胸に/カモメは真っ赤に染まる
(「ワンダー・ブギ」より)

…シロノワールにキャラメルシロップをぶっかけるようなこんな歌詞ですからね。コテコテもいいトコ(笑)。だが、それがいい。

つか、阿久先生の歌詞は今でこそ評価されてますけど、その当時は意外にあざとすぎて叩きの対象になってたんじゃないかとw…今で言う秋元康的な「確信犯なあざとさ」ってヤツですか。まあ、秋元さんの場合はさらに客とアイドルを共犯関係に持ってくのが上手い訳だが。

しかしながら、その当時の「第一次(長渕と結婚するまで)・アイドル石野真子」の独自性と言うものの確保には成功したんだろうなあと思う。
だって、阿久さんの作った歌以外はあまり印象に残らないんだものw
コメント (2)
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