青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

雪と紅葉の狭間を 独身貴族解散旅行・初日

2008年11月25日 22時37分24秒 | 日常

(画像:旅立ちの朝)

三連休の初日って事で、朝もはよから新横浜駅はかなりの人出。
6時台から、首都圏の通勤路線並みの間隔で次々とやって来る新幹線。
時速300kmの5分間隔ってのはもはや人間業ではないと思う。

てな訳で、独身貴族解散旅行の顛末なんぞを。
正直、まだデジカメの画像を整理し切ってないんですけどねw
300枚近く撮ってしまったんで…
根っから冗長にじっくりと描いていく作業が好きなもんですから、
本来であればもっとじっくりゆっくりと旅の思い出に浸りながら書いていくべきなんでしょうけど、
今回は画像に頼り切って簡単にまとめておこうかなと。

旅立ちの日はだいたい目覚ましなくても起きられるんだけど、
前の日にサンレッドまでガッツリ見ちゃったから目覚ましで起きる午前5時。
簡単に支度をして、早めに新横浜に向かいました。
乗車する「のぞみ」は新横浜6:43なので、それまでの時間を普段は全く手を出さない新幹線撮りに充てる事に(笑)。

N700系を新横浜駅の東京寄りで。
新幹線をまともに撮るのは初めてだが、停車列車でも速いのう。
何となく女性の背中を思わせる艶かしいボディスタイルだと思う。

何本か西へ向けて旅立つ新幹線を写真に収めた後、シウマイ購入し準備万端。
無機質なアナウンスが、間もなくの「のぞみ171号」の到着を告げます。
一応乗る列車くらい撮っておくか~とファインダーを覗いたら、なんかライトのフォルムが違いますね。

500系キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
しかもファーストナンバー(W1編成)ですよ!
JR西日本所有のこの車両、居住性が悪いせいでJR東海に嫌われ、現在定期の運用では一日2本しか東京口に姿を見せません。
が、その弾丸を思わせる独特の流線形は、いわゆる「その筋」の人には非常に人気が高いんです。
単純なカッコ良さで言えば、新幹線の一番人気なんじゃないでしょうか。

私「500系ですねっ!」
グ「なんか当日いきなり車両変更になったみたいだよっ!」
他「それって凄いのか…?」
各人の温度差はそれぞれw

  

とりあえず朝っぱらからのサプライズでもうかなり満足な私(笑)。
500系の窓から眺める富士山は一味違います(おんなじや)。
車販のねーちゃんからコーヒーを頂きつつ談笑していたら、あっという間に岡山に着いてしまいました。
新横浜から3時間強。久々に乗りましたが、のぞみって速え~w

 

青空の岡山駅。
週間予報ではいまいちだったんだけど、さすが岡山、晴れの国。
つか、グッピー氏は自他ともに認める晴れ男なんだそうで。
なんかの勝負駆けで晴天が必要な時は、ぜひ呼んであげて下さいw

今回の日程は、グッピー氏が大枠を決めてそこに個々人の希望を盛り込む形で作られて行ったのだが、
三連休は前半の方が天気がいいと言う事だったので、早めに景色のいい方へ回ってしまいましょうと一気に蒜山・大山方面へ行く事にする。
駅でレンタカーを借り、一路紅葉の岡山道を北へ。
今回の相棒は大きめの「カローラ・エボリューション」。
パワーはないがなかなかゆったり。もちろんスタッドレスを履いております。
うっかりETCを忘れてしまったのだが、山小屋店主氏が財布にカードを入れていると言うファインプレー。
岡山ICから100km弱、湯原ICからR313経由にてまずは蒜山高原へ。

青空の蒜山三座。
上蒜山・中蒜山・下蒜山の三つの山を総称し「蒜山三座」と呼ぶそうですが。
高原の風は冷たいが、日差しがあるので暖かい。
それにしても天気のいい事。晴れ男に感謝せねばいけませぬ。
なんかの勝負駆けで晴天が必要な時は、ぜひ(ry

 「道の駅蒜山高原」にて腹ごしらえを済ませ、まずは「蒜山ホースパーク」へ行ってみる。
高原と言えば牧場だろJK。
ここは乗馬を中心とした観光牧場と言う感じなのだが、JRAも助成しているらしく本格的な馬場馬術もやってるようです。
事前の下調べで競走馬が乗馬馬として第二の人生を送っているらしい事が判明していたので、ちょっと挨拶に。

  

こんな感じで看板にも出ている通り、見学には特に難しい手続きもいらず。G1G2「出走」と言うのが奥ゆかしいな(笑)。
ちなみに園内の係の人に聞いて案内されたのだが、係の人は非常に対応が丁寧で好印象でした。

  

観光用の乗馬馬が繋がれている厩舎の一段下に、競技用の馬場が。
ここから見る蒜山三座もことのほかきれいでした。
その馬場の横の厩舎に、元競走馬が余生を送っています。
真ん中がマッキーマックス、右がマーブルチーフです(たぶん)。

マッキーマックスって栗毛のきれいな馬だったんで印象に残ってますね。
父のダンスインザダークと言うよりは、母の父のディクタスが出た感じで。
「藤田だよ~」って耳元で言ってみましたが、無視されたw

この他にもエイシンツルギサンとかキーボランチがいましたが、写真が嫌いなのか馬房の隅っこで固まってて撮れませんでしたので割愛。
あとダディーズドリームがいたんだけど他の場所へ移ってしまったそうだ。グッピー氏は楽しみにしていたらしいが。
現役時代は松田博資厩舎だったんで、高田潤がひっそり夜中に調教を付けて中山大障害とかに出てくるかもしれんなw
へんしうちょが「ダディーズドリームグッズでも買って帰らなきゃダメですよ」と冗談ぽく言ってたのだが、
帰りに寄った売店ではこれらの馬のグッズとかも普通に何種類かあったりして驚く(笑)。
しかも結構丁寧に作られましたなあ。値段はそれなりだったけど。
キーボランチファンとかには聖地としか言いようがない場所でしょうw

牧場を後にして大山方面へ。
何日か前の雪ですっかり白く染まった大山。
まずはR313内海乢(たわ)より。
山麓の紅葉と、雪に染まる大山南麓を。

 

大山晩秋。
落葉のすっかり終わった柿に、藁葺きの小屋は何ともフォトジェニック。
地元の写真愛好家がここで三脚を立ててたんで、混ぜてもらいました。
南麓は、こんな形の峻嶮な岩山となっています。

大山南麓の鏡ヶ成。標高800mでもう一面の雪景色。
そんな訳で、蒜山大山スカイラインは通行止めでした。
正面の山は烏ヶ山。大山の南麓を形成する山の一部です。

地図に沿って大山周遊を目論むも標高を上げるに従ってどの道もこんな感じ。
早足の冬に、何度も何度も通行止めに阻まれました。
春の鳥海山の時もこんな感じだったねえ…

大山の西麓、枡水高原付近から。
見る方角によって、だんだんと山の形とイメージが変わって来ます。
周辺の道には、いくつもの展望スポットが用意されています。
その都度降りて写真を撮る我々、なかなか忙しいw

北西麓から見た大山。この角度が一番美しいかなあ。
何となくゼリエースのパッケージを思い出す、筋の付いたおわん型です。
この山が伯耆富士と呼ばれるのも、この形からでしょう。
ちょうど北西方向が米子市街なんだよね。

天気は頃合いに晴れて、実に美しい姿の大山。
相変わらずちょこまかと止まっては嬉々として写真を撮りまくる私とグッピー氏。
この辺りからいい加減へんしうちょが車からも降りなくなって来たw
各人の温度差がだんだん出ているようです(笑)。
しまいにゃ「俺ブログの写真で見るからいいよ~…」

過去10年で最強の本末転倒コメントを吐くへんしうちょ。嗚呼。
貴方、いくらかけてここまで来てるんですか?(笑)。

へんしゅうちょの限界と、太陽が西に沈むのを見届けて宿へ。
本日の宿泊は津黒高原、鳥取と岡山の県境。蒜山の東側に当たります。
津黒高原から、作州の山並みを染める夕焼け。

藍の空とかすかな赤を見つつ、今日はこれまで。
つづく。

コメント (1)
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