青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

山でホエールウォッチング

2012年05月26日 20時18分31秒 | 日常

(画像:プラージュ編成)

リンゴ引退の次は、年次的に鯨こと3500系が引退するであろう長野電鉄。基本引退しそうなものに群がるのがこの趣味の倣いではありますが、いつも思うのが「引退で騒ぎになる前からちょこちょこ撮って(乗って)おけよ」と言う事(笑)。ブルトレ然り、500系然り、最終日を控えて現場に行っても「慌てる乞食は貰いが少ない」を地で行くような殺伐感にがっかりする事も多いので、最近は引退しそうなものには目星を付けてゆっくり撮っておく事を心掛けるようにはしています。そんな思いでリンゴ&マルーンの2000系も3シーズンは撮れたし、ロマンスカーも1シーズンは追っ掛け回す事が出来たんだけど、この鯨電車にも思い出のフォルダを作っておこうかと思います。
鯨にはなぜか広告付きの車両が一編成あったのを思い出してトップ画像にしてみた。須坂で寝ていた時に撮ってるんだが、当時は編成ナンバーまで気にしてなかったから何編成だか分かりません。広告主の名前を取ってプラージュ編成とでもしておきましょうか。地方に行くとこんな風に車体に広告をあしらう車両ってのは珍しくはないけど、長電ではあんまり流行らなかったみたいね。台車の真ん中に外吊りの大きな空気バネが入ってるのがポイントで、クッションが良さそうに見えるのがFS-510の特徴(笑)。


昨晩は日付が変わる前くらいに就寝して今朝は5時起き。
湯田中温泉の共同浴場大湯で目を覚ます。
今回湯田中の宿はまさに寝るだけの存在なのでコスパは極めて悪いのだが、大湯の鍵を貸してくれるのがいいよね。
鬼のように熱い湯におかげで頭シャッキリと、これから山ノ内で朝からホエールウォッチング(笑)。
見るだけならシーシェパードにも妨害されないよね?


まずは信濃竹原のパルプ踏切へ。
パルプ踏切の由来は、この駅の隣にあった北信パルプ工業と言う会社の事らしい。
短いながら専用線もあって、木材チップをここから屋代を介して国鉄線へ出荷していたのだとか。
そんな当時の面影は、叢生した線路と貨物ホーム、そして上屋に残っています。
長電の踏切って面白い名前が多いよね。酒屋前踏切とか学校前踏切とかさ。



まずはここで鯨を正面打ち。
夜間瀬の鉄橋のレベル区間から、信濃竹原までの長い坂をゆっくりと下って来る姿を。



パルプ踏切から振り返ってもう一枚。
やっこらしょうと言う感じで信濃竹原に山行き鯨が到着。
屋代線なき後、鯨の交換ショーが見られるのもひょっとしたらここだけかもしんないね。
ちなみにこの駅は長電得意?の右側通行となっております。



湯田中の返しは、春名残の淡い緑の中を、ちょいとパステル風に。
山ノ内の町役場踏切からN8編成。
あ!これがかつての「プラージュ編成」なのかな?



夜間瀬界隈はリンゴ畑ばかりかと思ったら、僅かながら水田もあるのね。
朝一番から老夫婦が田植をしてたんだけど、電車が来る頃にはいなくなっちゃった。
植えたばかりの田んぼの早苗と鯨を一枚。
昨日ほどではないけれど、今日も北信の山並みを望む好天の山ノ内界隈。
本日のイベントにも期待も膨らみます。

そして、そのイベントの模様は次回に続くのであります(笑)。
我ながら長いなあw
コメント
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