えー、最近電車ばっかのこのブログに、なぜにこんなエントリーが急遽登場してしまったのかと言うと、まあ今週は西城秀樹ウィークだった訳ですよ。私的には。うん。ブログなんつーもんは私的な感情の発露と言うものも持ち合わせているんだろうから、たまにはこんな投稿があってもいいだろうと思いまして。きっかけは、いっつも営業中に車の中で聞いてるAMラジオで、まー彼が出てたんですけどね。その喋りを聞いてびっくりしてしまったと言うか…
何年か前に彼が脳梗塞で倒れ、そして一昨年も同じ病気が再発し、現在懸命なリハビリをしている事をご存じの人も多いと思います。去年の24時間テレビでしたっけね、病魔に侵された彼が歌手として復活するがために病み上がりの身でムリヤリYOUNG MANを歌わされてた時にも感じてたんですけど、声が弱弱しくてロレツも回っていないその姿にアタクシはひどく心を痛めたものですが…本人は完全復帰に向けて努力をしているとは思うんですけど、AMラジオから流れて来る本人の声には正直その気配がなくて、ひどくショックだなあと思ってしまった訳です。単純にファンと言うか、ガキの頃からファンである以上に刷り込みを受けたヒデキのその圧倒的な歌唱力と名曲の数々は、ある意味自分の音楽シーンの原点ではなかろーかと思うのですよ。そう思うと、不謹慎だけどこのままヒデキが復活する事なく老いさらばえて亡くなってしまう前に、ヒデキの素晴らしさはもう一回くらいは語っておいたほうがいいだろうと思ってしまった訳なのよw
と言う訳で今週Youtubeで改めて色々見直したりしつつ勝手に決めた我が極超私的・西城秀樹ベストテンは以下の10曲。あ、でもヒデキの曲で1985年以降のはあんまり聞いてないんで、それ以前のいわゆる「新・御三家」と言われていた時代のものが中心になってしまうのはご了承くださいw
第10位 南十字星(1982年 作詞:竜真知子 作曲:水谷公生)
同名映画のタイアップソングじゃなかったかな。確か戦争映画で、テレビCMでもこの曲を流してたんで聞いた事ある人もいるかもしれん。Aメロの平歌の部分が悲しみを押し殺したようなフェザータッチの優しい感じと、サビの部分の三連符で盛り上げる部分の組み合わせが好き。名曲。
第9位 恋の暴走(1975年 作詞:安井かずみ 作曲:馬飼野康二)
ヒデキにおける安井かずみ&馬飼野作品って特に好きなんでランクインしました。あと、このレコードのジャケットのヒデキって仮面ライダーアマゾンみたいな無駄なワイルド感があった記憶が…ヒデキの声質が若い時期の歌なんだが、イントロから感じるラテン?っぽいノリと相まってこの曲が一番ヤンチャに聞こえる。♪ダメに、ダメに、ダメになりそおっおお~ って(笑)。
第8位 君よ抱かれて熱くなれ(1976年 作詞:阿久悠 作曲:三木たかし)
この曲のイントロって超独特じゃないっすかね。作曲した三木たかし氏の頭ん中はどうなってるのか知りたいくらい、女声コーラスで熱く盛り上げるイントロのツカミはヒデキ曲の中でも随一だと思う。淡々としたAメロからBメロでタメて、サビで転調して一気に朗々と歌い上げるジェットコースターのような曲で忙しいのだが、シメはやはり熱い女声コーラスでピタッと後腐れなく終わる。楽曲として名曲。
第7位 眠れぬ夜(1980年 作詞作曲:小田和正 編曲:船山基紀)
オフコースのカバー。実のところこの曲を聴いている時点ではカバー曲である事を知らず、ヒデキの曲だと思っていた(まあ子供だったからね)。でも本家よりセールスは行ってしまったと言うのが全盛期のヒデキマジックか。オフコースバージョンがクリスタルだとすれば、ヒデキバージョンはメロウ。ボーカルの甘さが楽しめる一曲だと思います。原曲と合わせて名曲。
第6位 ギャランドゥ(1983年 作詞作曲:もんたよしのり)
セールス以上にヒデキ曲としては知られているような気がするのは、その曲名の持つもう一つの意味が有名になってしまったからなのかもしれない(笑)。なんかネタっぽく思われてるのが残念だけど、ヒデキ歌唱が円熟してからの曲なので、さすがにうめえなあ~って感じなんだよね。「おっとっこ~の視線集めては~」と「そんな~仕草に憎いほど~」の部分の唸るコブシが円熟のヒデキ節でしょう。くやしいけれど名曲。
第5位 傷だらけのローラ(1974年 作詞:さいとう大三 作曲:馬飼野康二)
言わずと知れたヒデキの超名曲。触れないわけにはいかないのだが個人的にはこの位置で我慢して欲しいって感じですね。イントロのギターソロから終わりまで寸分の狂いのない世界観と言うか、ほんと楽曲面でヒデキのマカイノ先生は外さねえよなあ。サビ以外は極端に沈む曲で、陰鬱と言えば陰鬱ではあるのだが、若き日のヒデキが故の張りつめた純粋さがグイグイ引き込んで来る。大きく見るとローラ、ローラと叫び繰り返すだけで実際は3分ちょっとのとても短い歌なのだが、それが体感では5分以上の超大作に聞こえてしまう摩訶不思議。やっぱ名曲。
第4位 ジャガー(1976年 作詞:阿久悠 作曲:三木たかし)
これはぜひYoutubeで落っこってる映像を見ていただきたい(笑)。このアクション、ライヴパフォーマンス、曲間のセリフ回し、これぞヒデキ、これがヒデキ。うおおおかっけええええ!と圧倒される事請け合い。これをカラオケで歌うと知らない人でも無駄に大盛り上がりの大ネタ曲でもありますw盛りあがりのコツはとにかく恥ずかしがらない事です(体験談)。さあ来い、飛んで来い、抱いてやる、抱いてやるぅぅぅ!
第3位 ブルースカイブルー(1978年 作詞:阿久悠 作曲:馬飼野康二)
正直こっから先はどれが1位でも2位でも3位でもいいんであんまり順位に意味はないです(笑)。タイトル通りにどこまでも遠く青い空に吸い込まれて、若き日の実らぬ恋(まあ不倫なんだけど)を昇華してしまうような曲。Aメロ→Bメロ→サビと、とめどなく壮大になってしまうのでドラクエのエンディングを見ているような気分にさせられる。収まりが付きにくいのが難点と言えば難点か(笑)。実際コーラスでフェイドアウトするように曲が終わってるし…これカラオケでバッチリ歌えたら気持ちいいだろうなあ。文句なしの名曲。
第2位 ちぎれた愛(1973年 作詞:安井かずみ 作曲:馬飼野康二)
ヒデキにおける安井かずみの親和性と言うのは素晴らしく、「絶唱型」と言われた思い入れたっぷりの迫真の歌唱ってのは安井作品が生み出したものですよね。若かりし頃のヒデキの感情が思いっ切りぶつかって来るような、実に青臭い作品に仕上がっておりますよ。「♪この愛が終わる時は世界中暗い闇の中 空よ海よ悲しめよ 孤独な二人恋人」って歌詞も凄い。「空も海も悲しむよ」ではなく「空よ海よ悲しめよ」ってのが安井先生の凄さではないかと。愛の終わりの悲しみに打ちひしがれ、この世の終わりを感じるほどの気持ちのやり場のなさが「空と海」と言う漠然とした存在にすら傲慢さを強要してしまう。物凄くパーソナルな感情だけを凝縮した歌詞が、真に迫ったヒデキ歌唱とともに突き刺さるんだよなあ。手放しの名曲。
第1位 愛の十字架(1973年 作詞:たかたかし 作曲:鈴木邦彦)
安井作品で確立した真に迫る「絶唱型」歌唱を完成系にしたこの曲がめでたく1位。パチパチ。もうイントロからゾクッと来るよね。「ちぎれた愛」とどっちを1位にしようか非常に迷ったのだが。この曲はちぎれた~に続くシングル曲ですが、作詞者はたかたかし氏に変わってますけど作品としては前作の続きとはっきりイメージングされたニコイチの作品なんですよね。全面に亘って続く泣きの歌唱、最後の「幸せ…」の一言が、もう精魂尽き果てた末の絞り出すような泣き。愛に果てた末の慟哭がやはり突き刺さるのだけれども、それは既に愛の殉教者としてカテゴライズされた若き日のヒデキの、やはり張りつめた純粋さがなせるワザだと思うのであります。恐れ入りましたの名曲。
西城秀樹と言う歌手に関しては、ここで何回か触れた事もあると思うのだけど、親がファンでしたものでね。もう毎日のように物心ついた時から聞かされ続けて来まして、親に連れられて後楽園球場の「球場リサイタル」に連れられて行った事も覚えています。この他にも「白い教会」とか「情熱の嵐」とか「ラストシーン」とか、もちろん「ブーメランストリート」に、カバー曲なら「抱きしめてジルバ」に「ナイト・ゲーム」、ポップなとこでは「聖・少女」とか「エンドレス・サマー」とかめっちゃ語りたい曲はいっぱいありますが…w
今一度、復活を待っております。
何年か前に彼が脳梗塞で倒れ、そして一昨年も同じ病気が再発し、現在懸命なリハビリをしている事をご存じの人も多いと思います。去年の24時間テレビでしたっけね、病魔に侵された彼が歌手として復活するがために病み上がりの身でムリヤリYOUNG MANを歌わされてた時にも感じてたんですけど、声が弱弱しくてロレツも回っていないその姿にアタクシはひどく心を痛めたものですが…本人は完全復帰に向けて努力をしているとは思うんですけど、AMラジオから流れて来る本人の声には正直その気配がなくて、ひどくショックだなあと思ってしまった訳です。単純にファンと言うか、ガキの頃からファンである以上に刷り込みを受けたヒデキのその圧倒的な歌唱力と名曲の数々は、ある意味自分の音楽シーンの原点ではなかろーかと思うのですよ。そう思うと、不謹慎だけどこのままヒデキが復活する事なく老いさらばえて亡くなってしまう前に、ヒデキの素晴らしさはもう一回くらいは語っておいたほうがいいだろうと思ってしまった訳なのよw
と言う訳で今週Youtubeで改めて色々見直したりしつつ勝手に決めた我が極超私的・西城秀樹ベストテンは以下の10曲。あ、でもヒデキの曲で1985年以降のはあんまり聞いてないんで、それ以前のいわゆる「新・御三家」と言われていた時代のものが中心になってしまうのはご了承くださいw
第10位 南十字星(1982年 作詞:竜真知子 作曲:水谷公生)
同名映画のタイアップソングじゃなかったかな。確か戦争映画で、テレビCMでもこの曲を流してたんで聞いた事ある人もいるかもしれん。Aメロの平歌の部分が悲しみを押し殺したようなフェザータッチの優しい感じと、サビの部分の三連符で盛り上げる部分の組み合わせが好き。名曲。
第9位 恋の暴走(1975年 作詞:安井かずみ 作曲:馬飼野康二)
ヒデキにおける安井かずみ&馬飼野作品って特に好きなんでランクインしました。あと、このレコードのジャケットのヒデキって仮面ライダーアマゾンみたいな無駄なワイルド感があった記憶が…ヒデキの声質が若い時期の歌なんだが、イントロから感じるラテン?っぽいノリと相まってこの曲が一番ヤンチャに聞こえる。♪ダメに、ダメに、ダメになりそおっおお~ って(笑)。
第8位 君よ抱かれて熱くなれ(1976年 作詞:阿久悠 作曲:三木たかし)
この曲のイントロって超独特じゃないっすかね。作曲した三木たかし氏の頭ん中はどうなってるのか知りたいくらい、女声コーラスで熱く盛り上げるイントロのツカミはヒデキ曲の中でも随一だと思う。淡々としたAメロからBメロでタメて、サビで転調して一気に朗々と歌い上げるジェットコースターのような曲で忙しいのだが、シメはやはり熱い女声コーラスでピタッと後腐れなく終わる。楽曲として名曲。
第7位 眠れぬ夜(1980年 作詞作曲:小田和正 編曲:船山基紀)
オフコースのカバー。実のところこの曲を聴いている時点ではカバー曲である事を知らず、ヒデキの曲だと思っていた(まあ子供だったからね)。でも本家よりセールスは行ってしまったと言うのが全盛期のヒデキマジックか。オフコースバージョンがクリスタルだとすれば、ヒデキバージョンはメロウ。ボーカルの甘さが楽しめる一曲だと思います。原曲と合わせて名曲。
第6位 ギャランドゥ(1983年 作詞作曲:もんたよしのり)
セールス以上にヒデキ曲としては知られているような気がするのは、その曲名の持つもう一つの意味が有名になってしまったからなのかもしれない(笑)。なんかネタっぽく思われてるのが残念だけど、ヒデキ歌唱が円熟してからの曲なので、さすがにうめえなあ~って感じなんだよね。「おっとっこ~の視線集めては~」と「そんな~仕草に憎いほど~」の部分の唸るコブシが円熟のヒデキ節でしょう。くやしいけれど名曲。
第5位 傷だらけのローラ(1974年 作詞:さいとう大三 作曲:馬飼野康二)
言わずと知れたヒデキの超名曲。触れないわけにはいかないのだが個人的にはこの位置で我慢して欲しいって感じですね。イントロのギターソロから終わりまで寸分の狂いのない世界観と言うか、ほんと楽曲面でヒデキのマカイノ先生は外さねえよなあ。サビ以外は極端に沈む曲で、陰鬱と言えば陰鬱ではあるのだが、若き日のヒデキが故の張りつめた純粋さがグイグイ引き込んで来る。大きく見るとローラ、ローラと叫び繰り返すだけで実際は3分ちょっとのとても短い歌なのだが、それが体感では5分以上の超大作に聞こえてしまう摩訶不思議。やっぱ名曲。
第4位 ジャガー(1976年 作詞:阿久悠 作曲:三木たかし)
これはぜひYoutubeで落っこってる映像を見ていただきたい(笑)。このアクション、ライヴパフォーマンス、曲間のセリフ回し、これぞヒデキ、これがヒデキ。うおおおかっけええええ!と圧倒される事請け合い。これをカラオケで歌うと知らない人でも無駄に大盛り上がりの大ネタ曲でもありますw盛りあがりのコツはとにかく恥ずかしがらない事です(体験談)。さあ来い、飛んで来い、抱いてやる、抱いてやるぅぅぅ!
第3位 ブルースカイブルー(1978年 作詞:阿久悠 作曲:馬飼野康二)
正直こっから先はどれが1位でも2位でも3位でもいいんであんまり順位に意味はないです(笑)。タイトル通りにどこまでも遠く青い空に吸い込まれて、若き日の実らぬ恋(まあ不倫なんだけど)を昇華してしまうような曲。Aメロ→Bメロ→サビと、とめどなく壮大になってしまうのでドラクエのエンディングを見ているような気分にさせられる。収まりが付きにくいのが難点と言えば難点か(笑)。実際コーラスでフェイドアウトするように曲が終わってるし…これカラオケでバッチリ歌えたら気持ちいいだろうなあ。文句なしの名曲。
第2位 ちぎれた愛(1973年 作詞:安井かずみ 作曲:馬飼野康二)
ヒデキにおける安井かずみの親和性と言うのは素晴らしく、「絶唱型」と言われた思い入れたっぷりの迫真の歌唱ってのは安井作品が生み出したものですよね。若かりし頃のヒデキの感情が思いっ切りぶつかって来るような、実に青臭い作品に仕上がっておりますよ。「♪この愛が終わる時は世界中暗い闇の中 空よ海よ悲しめよ 孤独な二人恋人」って歌詞も凄い。「空も海も悲しむよ」ではなく「空よ海よ悲しめよ」ってのが安井先生の凄さではないかと。愛の終わりの悲しみに打ちひしがれ、この世の終わりを感じるほどの気持ちのやり場のなさが「空と海」と言う漠然とした存在にすら傲慢さを強要してしまう。物凄くパーソナルな感情だけを凝縮した歌詞が、真に迫ったヒデキ歌唱とともに突き刺さるんだよなあ。手放しの名曲。
第1位 愛の十字架(1973年 作詞:たかたかし 作曲:鈴木邦彦)
安井作品で確立した真に迫る「絶唱型」歌唱を完成系にしたこの曲がめでたく1位。パチパチ。もうイントロからゾクッと来るよね。「ちぎれた愛」とどっちを1位にしようか非常に迷ったのだが。この曲はちぎれた~に続くシングル曲ですが、作詞者はたかたかし氏に変わってますけど作品としては前作の続きとはっきりイメージングされたニコイチの作品なんですよね。全面に亘って続く泣きの歌唱、最後の「幸せ…」の一言が、もう精魂尽き果てた末の絞り出すような泣き。愛に果てた末の慟哭がやはり突き刺さるのだけれども、それは既に愛の殉教者としてカテゴライズされた若き日のヒデキの、やはり張りつめた純粋さがなせるワザだと思うのであります。恐れ入りましたの名曲。
西城秀樹と言う歌手に関しては、ここで何回か触れた事もあると思うのだけど、親がファンでしたものでね。もう毎日のように物心ついた時から聞かされ続けて来まして、親に連れられて後楽園球場の「球場リサイタル」に連れられて行った事も覚えています。この他にも「白い教会」とか「情熱の嵐」とか「ラストシーン」とか、もちろん「ブーメランストリート」に、カバー曲なら「抱きしめてジルバ」に「ナイト・ゲーム」、ポップなとこでは「聖・少女」とか「エンドレス・サマー」とかめっちゃ語りたい曲はいっぱいありますが…w
今一度、復活を待っております。