(おかえりC58363@三峰口)
3月の中盤から平日と言うと毎日帰宅が23時越えで疲労困憊なのですが皆様いかがお過ごしでしょうか。季節は巡り早くも南関東では桜が満開で気ばかり焦る今日この頃、一昨日は久々にケムリが見たくなってまた秩父まで行ってしまった。昨夏に広瀬川原の車庫で脱線して車軸が傾いたC58が、無事に修理を終えて2013シーズンの運行開始。秩父路がSLのブラスト復活に湧いた春分の日。三峰口は待ち侘びたファンで黒山の人だかりでした。
子供が起きてからのんびり出て来たので、走行シーンの往路は間に合わず復路のみ。沿線のポイントと言うポイントはだいたい三脚で抑えられてしまっているので、ライバルの少ない駅撮りに切り替えて浦山口の駅に来てみる。ここならホームにベンチもあるし子供も安全。ホームからだから足回りは抜けないけど、この駅自体がいいインカーブの撮影地だからね。
駅の周囲を見回せば、2月の時に登った駅裏のお稲荷さんの山にも三脚のヒナ段が出てある意味壮観。遠くからSLの汽笛が風に乗って聞こえて来ると、車の中では調子良く「ちちぶSLみる~♪」とかほざいてた息子の顔がみるみる引きつり、「SL~おと~!こわい~!こわい~!」と泣き叫んでしまった(笑)。困ったねえ。あなたのために安くないガソリン使ってわざわざ来たんですから、ホレ!しっかり見なさい!
泣き叫びながらSLに向かって手を振る子供の横を、いい煙で通過するC58。
「2013.3.20 FIRST RUN」のヘッドマークに、日章旗までついてます。
基本復路は下り坂が多くて煙を出さないパレオですが、浦山川の橋梁上では盛大にドレーン切ってたし、こんなに煙を出して走るのも初物相場って事なんでしょうかねえ(笑)。まあこの駅を通過すると次の影森までが復路一番の見せ場であるSカーブの登り(通称「影森上り」)になるので、その前に充分焚いておこうと言う機関士さんの戦術なのかもしれませんが。
空は黄砂で見る影もない霞みぶりですが、いかにも秩父鉄道らしい木造上屋の浦山口の駅と合わせて…
こことか武州中川は桜の駅なんで、咲いたらまた来てみようかな。
今度は泣くなよ!我が息子。