(南郷公園さくら祭@横須賀市船越)
週末は京急電車で桜シリーズと心に決めていたので、ブレずに日曜日も息子を連れて家を出る。週末は毎週毎日家から出ていて平気なのかと心配する御仁も多いかと思いますが、今回みたいに定期で行ける範囲でなら大した出費も掛からないのでね(笑)。家から麦茶を持って出て、京急電車を見てから昼にラーメンかうどんを食べさせてあげればご機嫌なのだから楽なもんか。
土曜は戸部から富岡、そして日曜に降り立ったのは京急田浦。京急線が横須賀市に入って二つ目の駅。京急線の普通しか止まらないような駅は降りる機会もなかなかなく、今回初めて降りた。駅の裏にある小さな公園、いつも車窓から見ていて「桜の時期はいいだろうな」と思ってたんだよね。南郷公園と言う公園は、町内会の人達が寄り合って花見の盛り。一応さくら祭のぼんぼりも下がってるけど、どうやら祭は来週。持つかな??
さてその南郷公園、来てはみたものの公園は高台にあって線路との間には道路と住宅があり、桜はきれいだけど正直アングルは組みにくい。しかしあくまでテーマは桜&京急、無理スジを承知で構図を捻り出し、お銀快特を桜と絡めてみるのであった(笑)。
70-300に付け替え、今度はダルマを桜の前ボケで。つぶらな尾灯の角灯とアンチクライマーは、古きよき京急を今に伝える生き証人。あれほどいた旧1000系があっと言う間に駆逐されても、文庫以南の普通車はまだまだ800の独壇場。
公園の端から、船越の街を駆け抜ける快特を。
追浜から先は、堀ノ内まで山と海がせめぎ合う隘路を行く京急電車。
カーブの続くこの辺りは、少しでも速度を稼ごうと快特のウテシ氏のノッチの動きも激しくなります。故に、着席していないと激しく前後にゆすぶられる事請け合い。雨の日はこれに空転が混じりますから、ゆすぶられ度合いは二割増ってトコでしょうかw
同じ構図でもう一枚。桜の古木越しに見通す赤ダルマ、天気予報は良くなかったけど、なんだかヌケのいい青空といい光線でよろしゅうおますなあ。公園ではレジャーシートを引いて桜を愛でる町内会の寄り合いさん。ジイさんは酒を飲み、親は茶を注ぎ、子供は唐揚げをほおばるそんな春の午後。ひねもすのたりのダルマかな。
南郷公園をバックに品川へ向かう1000系普通。
公園から見えた小さな踏切、ド逆光でケツ切れになるのを承知で、桜だけ狙ってみましたw
ちなみにここ、昨秋終車の三浦海岸行き特急がガケ崩れに突っ込んじゃった10号トンネルの田浦側でございます。事故後しばらくはさすがの京急も大人しく徐行運転をしておりましたが、ほとぼりが冷めたらしく現在は通常運転でブイブイ飛ばしてます(笑)。やって来たのはSH快特三崎口行き600系、京急の車両の中では、川重スタイルの軸梁式の台車(TH600)がスマートな600系が最近のお気に入り。京急的には軸梁式の台車ってあんまり好みじゃないみたいで、その後にデビューした2100系や1000系はまた円筒案内式に戻ってしまいましたがね…
あの時ガケ崩れに突っ込んだ1500系の編成はどうなるんだろ?
久里浜に持ってかれちゃったらしいけど、このまま廃車でしょうか。